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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十一話〜失ったもの、得たもの
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たよね」
「昔の事です」
反応は予想通り。だからこそ話を進める。
「中将は今でもその計画を裏で進めてはいませんか?」
「…………」
「スカリエッティならその取引相手としてうってつけです。彼が技術を確立させたところで検挙し、回収した戦闘機人の試験運用をする。そして……」
「くだらない妄想はそこまでにしてください」
やはりここで話を止めに来た。これは繋がっているのは間違いないだろう。
「証拠もないことをべらべらと話したところで時間の無駄です。それよりも先日の事件の際、貴方が会議室から抜けた後に本部で膨大な魔力が観測されています。八神二佐、あなたが関わっているのではありませんか?」
令呪の事か……やっぱり観測はされていたか。だが、こちらも探られぬように準備はしてきてある。
「それに関しては上官に口止めされていますので、私の方からはお答えできません」
「……そうですか。それと、先ほどのお話、続きは調査申請書を持ってきてからにしてください。それからならお話を聞きましょう」
「ええ。近いうちに必ず」
そうして私たちは別れた。私も、この後は用事があるからあんまりのんびりしてられんしな……
side スカリエッティ
私はウーノと共にディードとオットーの持ち帰った衛宮ランスの情報を探っていた。
そして………
「これは!………フフ、素晴らしい、実に!!」
「ドクター?見つけたのですか」
「ああ。見たまえウーノ」
「……これは!?いったいどういうことなのでしょう……」
「これが真実ならばますます彼に興味が持てるね……」
ディードの武装は砕かれたが、この情報に比べれば安いものだ。砕かれた武装がこちらのリカバリーを受け付けないのもこの情報が確かであることを示している。
さあ、もっと私を楽しませておくれ!
side 士郎
私達は現在、スバルとギンガの父親ゲンヤ・ナカジマ三佐から戦闘機人事件についての話を聞いている。
「戦闘機人のベースは人型戦闘機械だ。人の体に機械を埋め込むことで戦闘能力の向上を図る、それが戦闘機人計画だ」
「だが、どうしても拒絶反応などの問題は出てくる。それを解決したのがスカリエッティだ」
クロノ提督の発言に質問を投げかけるシグナム。
「その方法と言うのは?」
「素体の人間の方を機会に適合するように生まれる前に調整する技術。それを生み出したのさ、あの男は」
「次にスバルとギンガの出自についてですが…」
フェイトが切り出すと、
「衛宮士郎、って言ったか、おめえさんは見たんだろう?」
「はい、彼女の腕……確かに機械の腕でした」
「……ギンガと
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