臨海学校と天災兎
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「海が!見えたぁ!!」
IS学園から出発したバスは、長いトンネルを抜けると一面に広がる海が視界に広がり、バスに乗っている女子達のテンションは一気に上昇する。
閃輝は極めて冷静その物で、海を見て少しだけ感嘆の声を上げた
「ほう・・・やはり霧の湖とは随分と違うな。流石は海だな」
閃輝は外界の記憶などほとんど無いが常識は残っていたのか、海を見ても少ししか驚かない。幻想郷では海は存在しないせず湖しかない、湖と海を比較すると大きい為、声を漏らした。
それを聞いた隣の席に座っているシャルロットは笑った。
「まあ、当然だよ。でもまあ霧の湖も十分大きいよね」
「俺は着くまで寝かせて貰う。ラウラ、着いたら起こしてくれ」
閃輝は膝の上にいるラウラに着いたら起こすようにっと言うと、ラウラは頼られているのが
嬉しいのか笑みを浮かべて答えた。
「はい!お兄様!!」
良い返事をするラウラの頭を撫で、閃輝は魔理沙のとは少し小さいお揃いの帽子を
取り出して、深々と被って寝息を立て始めた。それを見た、闇夜は笑みを浮かべた。
「あいつ、あの帽子持ってきてたのか。俺が作ってやった魔理沙とお揃いの帽子」
「私も嬉しいぜ、あんなに私と同じ帽子が良いだなんて♪」
魔理沙も閃輝が自分とお揃いの帽子を被っている事が嬉しい様で笑って闇夜に抱き着く
それを見た麻耶は自然に笑みを浮かべた。
「本当に仲が宜しいんですね」
「ええ、まあ。ってか魔理沙は正真正銘のブラコンでしょうけど」
「兄ちゃん、私は純粋に閃輝を家族として愛してるだけだぜ、でも・・・」
一旦区切ってから、闇夜に更に強く抱きついた
「私は兄ちゃんの事を心から愛してるぜ♪」
「それは嬉しいね」
そんなやり取りをする霧雨兄妹を見た麻耶は、閃輝の兄と姉はとても仲が良くて
良い人達だと再認識した。そしてバスは3日間お世話となる旅館に到着した。
「お兄様、起きてください。着きましたよ?」
ラウラは閃輝の体を揺らして、閃輝を起こそうとする。すると閃輝は帽子を被り直し
座ったまま、身体を伸ばした。
「ふわぁ〜・・・ありがとな・・・ラウラ」
閃輝はラウラの頭を撫でて、荷物を持ってバスを降りると、千冬が生徒を招集した
「今日から3日間ここでお世話になるから
くれぐれも従業員の人達のご迷惑にならないように気をつけろよ?」
「「「「「分かりました」」」」」
「では今日から3日間お世話になります、宜しくお願い致します」
「はいこちらこそ」
千冬は旅館の女将と挨拶を終えると、生徒達を旅館に入らせたが、閃輝は女将の所へ
歩いて行った、閃輝は一旦帽子を、取って女将に頭を下げた。
「どうも始めまして、霧雨 閃輝と言います。今回の臨
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