もしかしたら存在したかもしれない未来
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ックスは!!」
?次の瞬間には愛しき彼の顔があった。
「大丈夫だよ。傷は完治したよ。で、私が無事ってことはぶっ飛ばしたのかい」
「ああ、そこでのびてるよ」
「ならまず発信機のついているフードとやらをどこか別のところにでもしまっておこうか。それと衣服を持ってきたまえよ後輩。私の部屋で今回は寝泊まりさせてやろうではないか。ほんのちょっとなら私を触れるくらいしても構わないぞ」
「そ、そんな誘惑には上条さんは乗りませんわよ!」
?結構積極的ではないか、と言う言葉を飲み込み彼女は白いシスター姿の女の子をおんぶで抱える。
「私はなるべく早くこの男から離れたいから先に向かわせてもらうよ後輩。はぁこいつが来たおかげで後輩の部屋の散策が出来なかったではないか」
「先輩何を言ってるんですかと言うか先輩。できれば胸元を隠して頂くと嬉しいのですが」
?上条は顔を赤くしながら背けるが、四条はその意図を理解出来ず?を頭にうかべたが、上条は衣服の方に指先を向け。私もその目線の先を見た。
?ズブズブに濡れた服、学生服は前だけ開いており白いシャツの先が濡れて透けていた。
「!?すまない後輩!!とりあえずわたしは今すぐ寮に戻る!」
?四条は顔を真っ赤にし慌てながらそそくさと家に帰った。
「やっぱり先輩はどちらかと言うと背伸びする後輩寄りでは?」
「はーーーー!!恥ッズ!はーーーー!!恥ッズ」
?現在家に帰ってから彼女はとりあえず衣服を脱ぎ捨てシスターと一緒に風呂で体を拭いていた。流石にずぶ濡れのまま布団に寝かせるわけも行かず私は彼女の体を洗う。
「それにしてもなんでこの子に私の観測が通じなかったんだろう」
?私の能力はもしも十全に使えるようではればはっきり言って最強を通り越して支配者側に回る能力なれる。ただ私が自身を卑下するのは能力への演算が足りないからだ。それだけさえなければ私はひとつの神話どころか宇宙全体を1から作り直し自分だけの世界なんてものも作れてしまう。理論上最強。そうあくまでも理論上だ。そんなこと私の演算の幅が際限なく増えたりしない限り出来ないし私の知らない法則がこの世界にあったらまず不可能だろう。私自身全てを知ったと言語不遜を語るつもりは無い。それにあの魔術師と名乗った能力者、本当にあれを演算していてもよかったのかわからない。今だからこそ、なにか不思議と悪寒を感じる。あれは何
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