もしかしたら存在したかもしれない未来
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!!」
?先程から感じた感覚は無くなり私は体を飛び上がるようにおこす。
?するとつんつん頭の少年が心配していたように体を揺らす。
「あ、ああ……すまない助かった」
?私の名前は四条陽香。学園都市に八人しかいないレベル5能力者だ。能力は量子入力。
?そして私の目の前にいる男は上条当麻さん。
?私の命の恩人で同時に最高のお友達だ。
「悪いね。また私は脳死してたのかな?」
?辺りを見ればそこは病院の一室でカエル顔の医者の顔が見える。
「驚いたよ。君の脳は完全に機能を停止していた、なのに彼が触れるだけで息を吹き返すんだからね」
「まあ私が気絶していた理由は膨大な演算による脳の機能不全になることですから。能力の方を打ち消してもらえば演算は必要なくなり機能は回復しますからね」
?私は能力を使いすぎると脳がオーバーヒートし、機能不全をおこしてしまう。 普通の能力者ならこういったことはまず起きないのだが、私は例外。そもそも量子世界はどの様な法則も先ず通じることがない全く未知の空間というものだろう。それらを視界に入れた量子を観測しそこにある入力を行うことで物質を生み出したり電気を発生させたり世界を断ち切るようにずらす事ができる非常に強力な能力なのだ。
「ただ量子の観測にほとんどの演算を持っていかれるのだけど」
「先輩なにか言いました?」
「あ、いや何も……」
?ただ私の能力は演算能力が全くもって足りていないわけで私が支配できる演算範囲は認識できる約300mに収まっているわけなのだ。しかも失敗すれば、オーバーヒートを起こし倒れてしまう。かなり生産性が悪く見える能力なのだが何故か私の能力はそう言った成長性を無視されているような気がする。本来ならならレベル 3でもよさそうなところなのだが何故かレベル5、しかも第2位に認定されているのだ。気になるところはあるが考えても仕方ないので、この思考はここまでにしよう。
?私はベットに寝転がっていたようで起き上がろうとした時、少し脚をふらつかせた。
「わわっと」
?するとポスンと私の頭は我が後輩である上条当麻の胸元に入り込みもたれかかる。
?ブラフである!
?もう一度言おうブラフである!
?
?なぜ足をふらつかせたか、そんなの決まっているだろう。我が後輩におんぶ!もしくはお姫様抱っこで寮まで連れ買ってもらうためにきまっているだろう!
「わ!?せ、先輩!!」
?くくく、あわめふためいて、これだから童貞、いや純新無垢と言った方がい
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