第三幕その六
[8]前話 [2]次話
「だからだよ」
「きっとよね」
「そうなるよ、それとね」
「それと?」
「僕達の旅はこれからどんどん楽しいものになるよ」
こうも言うのでした。
「絶対にね」
「それもオズの国だからよね」
「そうだよ、だから楽しいものになっていく中をね」
「進んでいけばいいわね」
「そうしていこうね」
「それではね」
王女も頷いてでした。
さらに先に進みます、そしてです。
先に川を見たところで教授が言いました。
「この先には橋があるけれど」
「それでもだね」
「最近この橋は凄くなったんだ」
モジャボロの弟さんにお話しました。
「だから見ものだよ」
「どんな橋かな」
「それをね」
「今からだね」
「見ようね」
こうしたお話をしてでした。
一行は橋に来ました、その橋はといいますと。
見事なアーチ形です、ジョージ達五人は黄色いコンクリート製でその形になっている橋を見て目を丸くさせました。
「またこれは」
「凄い橋ですね」
「奇麗な黄色で」
「しかも奇麗な形ですね」
「いい橋ですね」
「この橋がなんだ」
教授は笑顔でお話しました。
「新しく建てられたね」
「凄い橋ですね」
「確かに凄い橋ですね」
「奇麗ですね、色も形も」
「それも頑丈そうで」
「いい橋ですね」
「この橋を渡ってね」
そうしてというのです。
「先に進もうね」
「この橋を造ったのは誰かな」
王子は橋を見て思いました。
「一体」
「ウィンキーの建設会社の人だよ」
教授が答えます。
「ブリキの樵さんがここの橋をかけなおそうとお話してね」
「政治でだね」
「うん、そしてね」
そうしてというのです。
「引き受けた会社がね」
「かけたんだね」
「そしてね」
それでというのです。
「この橋を造ったんだ」
「成程ね」
「会社の人達にとっても自信作だそうだよ」
「そうなんだ」
「そう、だからね」
それでというのです。
「今からこの橋を渡って」
「そのうえでだね」
「先に行こうね」
「そうしよう」
王子は教授に笑顔で頷いて応えてでした。
そのうえで橋を渡りました、アーチ形の橋はとても奇麗でしかも頑丈で。
一行は気持ちよく進めました、それで王女は橋を渡り終えてからこんなことを言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ