第四百九十四話 戦士達が集まりその十三
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「特に携帯食は」
「何から何まで」
「安心していい、栄養価は考慮してある」
ゼートゥーアは双子に落ち着いた声で答えた。
「だから食べても問題はない」
「味はもう考えていない」
「最初からですね」
「私もそう思う」
まずいと、というのだ。
「だが戦場での食事はそうしたものだということだ」
「そうですか」
「もうそれは諦めろってことですね」
「栄養があるものを口に出来ればそれでいい」
ゼートゥーアはこうも言った。
「時としては飲み水も制限されるしな」
「そうした戦いの時もありますね」
シアはゼートゥーアにも真面目に応えた。
「やっぱり」
「そうした時もあるのだ、ならだ」
「栄養のあるものを口にする」
「それが最優先ということだよ」
「おはぎがあればそれでいい」
紅緒はそうだった。
「主食だから」
「それはお前だけだからな」
ろくろは紅緒にこう言った。
「普通はおやつだぞ」
「おやつにも食べて」
「主食にもだよな」
「そうしている」
「おはぎも好き」
こちらの世界のリムはそうだった。
「だから食べる」
「ああ、おはぎもあるからな」
ろくろはそのリムにも答えた。
「絶対にオルフェノクよりも美味いしな」
「じゃあそっちを食べる」
「そうしてくれよ」
「まあオルフェノクを食うとか考えないことだ」
金属バットははっきりと言った。
「あんなのより普通の食え」
「そうする」
「普通に戦って倒していけばいいんだよ」
「敵として」
「食おうとか考えないでな」
そうしてというのだ。
「そうしていけよ」
「そうする」
「こちらの世界の皆さんの力量はわかりました」
イケメンマスクは真面目な声で述べた。
「心配はいりません」
「それだけの強さですか」
「後は訓練で強くなっていけば」
こうシアに答えた。
「それで、です」
「大丈夫ですか」
「はい、皆さんのお力なら」
それならというのだ。
「このままことを進めていきましょう
「それでは訓練をしていきます」
「その様に、そしてです」
「オルフェノク、スサノオともですね」
「勝ちましょう」
「それでは」
「連携も」
これもというのだ。
「出来る様にです」
「していくことですね」
「皆さん戦闘力はかなりのものですが」
「連携はですか」
「全体のそれがまだ不十分なので」
それでというのだ。
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