スーパーロボット大戦OGs
0042話
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に来ると思うが」
「ああ、任せとけ。おい、浮かんでる機体を2機とも引き上げろ。相手は海賊だからな、気を抜かないようにしろよ!」
近くにいる船員に命じながら、なにやら装置を操作している。
そんな様子を見ながら、俺も右脚を損傷したグロウセイヴァーをタンカーの甲板へと移動させる。
取りあえず右脚の損傷のみだし、任務も達成したし応急修理等は別にいらないだろう。
と言うか、下手に手を出したら素人の生兵法で余計に修理に時間が掛かりそうだ。
近くにいる船員には危険かもしれないのであまり機体に近づかないように声を掛け、引き上げられたシーリオンの方へと移動する。
既に2機とも引き上げられ、片方は四肢がない状態、もう片方は下半身が丸々ない状態となっており動く様子はない。
2機の周囲には船長や船員が周りを囲んでおり、その手には銃や斧なんかの武器を持っている。
「船長」
銃を持っている船長へと声を掛ける。
何やら困惑した表情でこちらへと振り返る船長。
「おお、軍人さんか。引き上げたのはいいけど、パイロットが出てこないんだがどうしたもんかな」
「確か、外部からコックピットを強制的に開放させる為の装置があったと思うが」
船長と会話をしつつ、四肢がない方のシーリオンのコックピット周辺を調べる。
「開けるぞ」
シーリオンのコックピット近くにあった装置を操作し、コックピットを強制的に開放。
船長達はコックピットの周りに固まり、海賊が襲いかかってこないか警戒している。
俺も強制解放の操作を完了した後、すぐにそちらへと向かう。手には念の為に拳銃を持っているが……
「なぁ、軍人さん?」
船長の近くに行くと、俺が声を掛ける前に船長から話しかけてきた。
何やら呆然としたその表情を浮かべている。
「どうした? 海賊は?」
「それが、ちょっと見てくれ」
船長に言われ、シーリオンのコックピットの中へと視線を移す。
そこにいたのは少年と言うよりは、まだ幼いと言った方がいいような少年だった。
年齢的には10歳くらいだろうか。きつい目付きでこちらを睨んでいる。
「お前がこの機体のパイロットか?」
状況証拠からそれ以外は有り得ないのだが、念の為に確認する。
「見て分からないのかよ。俺以外に誰か乗ってるように見えるか?」
「いや、一応確認の為にな。で、あっちのパイロットもお前さんのお仲間だろう? 出てくるように言って貰えないか?」
「ふん、誰が軍人なんかの命令を聞くか! さぁ、殺すなら殺せよ! 俺は絶対にお前達なんかの命令は聞かないからな!」
俺やこの船で働く船員達へと向けて叫ぶ少年。
「あー、船長? どうしたらいいと思う?」
「いや、俺に聞かれて
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