五河カメンライズ/全てを取り戻す為に再び戦場へ
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
メモリを手に思い詰めていた。
士道(十香……)
コンコン
士道「誰だ?」
扉を開けるとそこに居たのは……
琴里「私よ、ごめん、こんな早くに……」
士道は琴里の胸中を察する。
士道「入るか?」
琴里はこくりと頷くと士道の自室に入る。
二人でベッドに座ると士道は尋ねた。
士道「やっぱり、不安だよな……俺が戦いに行くの」
琴里「当たり前よ、十香を助けられるのは士道しかいない、でも、心の中で……士道が戦いに行くのを拒んでる……苦しいぐらいに……ね……」
士道は琴里の肩を自分にを寄せると本音を口にした。
士道「俺も、怖いさ……でも、これは俺の決めた事だ。今の俺が失っている物を全て取り戻す為に、また、皆に怖い想いをさせるかもしれないけど、自分で決めた事からは逃げたくない」
琴里「それで、もし死んじゃったら……」
士道「俺は死なない」
士道は琴里に優しい顔で言った。
士道「俺には居場所がある、その居場所が無くならない限り、俺は死んだりしない。第一、最愛の妹が何で俺を疑うんだ?俺は約束は必ず守る。だからそんな悲しそうな顔をしなくていい」
すると琴里は士道の胸に寄り掛かる。
琴里「お兄ちゃん……」
士道を強く抱く琴里に士道も琴里を抱きしめた。
士道「十香を連れて、必ず生きて帰って来る、それまで信じて待っていてくれ。皆の事、頼むぞ」
そして……
ラタトスク本部 エントランス
士道「……」
エントランスで十香奪還チームと合流した士道、マリアは士道の眼差しを見る。
マリア「覚悟は決まったようだな」
士道「今の俺には、信じてくれる仲間がいる。だから戦うんだ、俺の全てを取り戻す為に」
スカイハイ「仲間か、良い物だな……」
レオ「少しは度胸があるようだな」
アストラ「ああ、期待できそうだ」
すると後ろから……
琴里「お兄ちゃん!!」
後ろから服を持って琴里が駆け寄った。
士道「それは……」
琴里「必要ないと思ったけど、これだけは取っておいたの。お兄ちゃんのフェザー。CR-ユニットはもうこれしか残って無いけど、一緒に持って行ってほしい!!」
士道「それなら」
バサァ!!
士道はフェザーを身に纏うと宣言した。
士道「さあ、俺達の戦争を始めようか?」
マリア「ああ、行くぞ!!」
転送装置を起動し、士道たちは風都へと向かった。
ガタッ!!
十香「はあはあ……」
とある廃港で一人佇む十香、その手には黒いガイアメモリ、ナヘマーメモリが握られ、謎の拘束具の様なガイアドライバーを装着していた。
十香は身体を蝕まれるような痛み
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ