SAO編ーアインクラッド編ー
09.光剣と二刀流
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技後硬直が起きる前に槍を右へ払い、さらに左にもう一度戻す。
槍水平往復技《アキュリス》
グリームアイズの体を真っ二つに斬るように槍で切り裂く。
「シュウ、スイッチ!!」
「おう!」
最後にグリームアイズの大剣を手刀の右手を思いっきり上にあげて弾く。
手刀縦剣技《上波烈》
俺は、後ろを見ることなくキリトと前後を一瞬で入れ替わる。
「いけぇ!!キリト!!」
キリトの秘策........俺の知る二つ目のユニークスキル《二刀流》
アスナ、クラインが驚きを隠せないようだ。多分、俺は手刀術を使った時もこの二人はこんな顔をしていたんだろう。
「.......スターバースト・ストリーム」
二刀流上位剣技《スターバースト・ストリーム》
連続十六回攻撃を行う、二刀流上位剣技。星屑のように煌き飛び散る白光は、空間を灼くかの如き様。
二刀流の剣撃が嵐のようにグリームアイズの体に次々と叩き込まれる。だが、連続十六回攻撃なため、大変な隙が生まれスキル発動中に攻撃受けてしまう弱点がこの技にはある。
ダメージを受けようとキリトは引くこともなく二本の剣を振るう。白い光が空間を切り裂くと同時にグリームアイズが光の欠片となり消滅する。それと同時にキリトも地面に倒れこむ。
「キリト!!」
「キリト君!!」
倒れるキリトにアスナが寄り添う。
「キリト君!!キリト君ってば」
アスナが泣き出す。
その声にキリトは目をゆっくりと開ける。
「どれくらい、意識失ってた」
「ほんの数秒よ。バカ!無茶して」
アスナがキリトに抱きつく。
「あんまり締め付けると俺のHPがなくなるぞ」
クラインが口を開く。
「コーバッツと後、二人死んだ」
「ボス攻略で犠牲者が出たのは六十七層以来だな」
「こんなんが攻略って言えるかよ。コーバッツの馬鹿野郎が。死んじまったら何も言えねぇじゃねぇか」
クラインがこの雰囲気を断ち切るように話題を変える。
「そりゃそうとオメェ何だよ、さっきのは」
「言わなきゃダメか?」
「アッたりめぇだ!見たことねぇぞ。あんなの」
キリトがその重い口を開く。
「.......エクストラスキルだよ。.......《二刀流》」
(ついに言うのか、キリト。)
風林火山のメンバーが驚く。
「出現条件は?」
「わかってりゃ、もう公開してる」
「情報屋のスキルリストには載ってねぇ。お前、専用ユニークスキルじゃねぇか。まさか、シュウのさっきの光も!」
「そうだよ、あれもエクストラスキルだ」
「半年くらい前、スキルウインドウをみたらいつの間にか二刀流の名前があったんだ。でも、こんなスキル持って
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