第二幕その十
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「それでね」
「それはオズの国でも同じ」
「そうだね」
「要するに」
「言われてみると」
「そうだよ、オズマ姫やドロシー達が政策を考えてね」
トトがお話します。
「国会は法律を決めて。裁判所は悪い人はいないけれどちょっとした揉めごとについて仲裁をしていて」
「それでだね」
「裁判所もあるんだね」
「オズの国には」
「悪いことをする人がいなくても」
「それでも」
「そう、法律を観て確かめるね」
そうしたというのです。
「場所もあるよ」
「つまり立法、行政、司法ね」
オズマが言ってきました。
「その三つはね」
「分かれてるんですね」
「それぞれ」
「オズの国でもそうなんですね」
「それぞれ分かれて動いている」
「そうなっているんですね」
「そうよ、それで今は国会が開かれているの」
そちらがというのです。
「そういうことよ」
「わかりました」
「オズの国の政治の仕組みも」
「オズマ姫が国家元首で」
「それで国会もあって」
「裁判所もあるんですね」
「そうよ、じゃあ国会が終わってから行かせてもらうわね」
オズマはこの時も笑顔でした、そうしてです。
皆は宮殿を出てそれから旅をはじめました、首都も出てそうしてまずは何処に向かうかといいますと。
「ウィンキーの国に行こう」
「あちらになのね」
「そうしよう、そしてね」
王子は王女にお話しました。
「そのうえでね」
「ウィンキーにいる人達を招待するのね」
「そうしよう」
「わかったわ、じゃあまずはね」
「ウィンキーに行こうね」
「そうしましょう」
「ウィンキーなら」
この国と聞いてです、教授は言いました。
「まずはね」
「うん、かかしさんと樵さんだね」
モジャボロはお二人の名前をすぐに思い浮かべました。
「お二人となるね」
「そうだね」
「あとジャック君もだね」
「ファイター大尉もだね」
「皆に声をかけるね」
「招待することになるね」
「その人達は絶対だよ」
王子もこう答えます。
「やっぱりね」
「そうだよね」
弟さんが応えました。
「かかしさんや樵さんは」
「もう最初からだよ」
「誘うるもりだったんだね」
「うん、だからね」
それでというのです。
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