第四百九十四話 戦士達が集まりその十
[8]前話 [2]次話
「当然だ」
「僕もだね」
「知ってだ」
そうしてというのだ。
「理解していく」
「嬉しいこと言ってくれるね、じゃあお願いするよ」
「存分にな」
「親切ではなくあくまでスサノオに勝つ為ですが」
沙耶香にもこのことはわかった。
「ですが進んで理解してくれることは嬉しいですね」
「認めよう、認めてくれることがわかるから」
アーサー=ペンドラゴンは微笑んで述べた。
「それが嬉しいのよ」
「そういうことですね」
「なら理解して欲しいグル」
グルは素直に喜んでいる。
「グルのこともグル」
「当然私達も」
「そうして欲しいわ」
「絶対に」
ミザル、イワザル、キカザルも言ってきた。
「そして一緒に戦いましょう」
「仲間として」
「オルフェノク達にも」
「是非な」
「戦闘は出来ないけれど戦うからな」
ユルセンも言ってきた。
「その意気込みは大事だぜ」
「そうだな」
「俺のことも理解してくれるんだな」
「ああ、もう結構一緒だしな」
「もうか」
「ある程度以上わかっているつもりだ」
二ノ宮はユルセンに微笑んで答えた。
「もうな」
「それは何よりだな、おっさんもだな」
「ろくでなしで大飯喰らいで働くと迷惑なおっさんだな」
「おう、その通りだぜ」
ユルセンは嬉しそうに応えた。
「わかってるじゃねえか」
「ずっとそうだからな」
「もうああなるなって見本だな」
「人間としてな」
「ここまで言われるおっさんも凄いオラな」
オラゴンが見てもだ。
「普通じゃないオラ」
「そうよね」
綺凛も頷くことだった。
「幾ら何でも」
「そしてその通りだオラ」
オラゴンは綺凛に答えた。
「オラ様達の中で一番のろくでなしだオラ」
「こういうおっさんになったら冗談抜きで終わりだな」
「そうですわね」
みかりはあさひの言葉に頷いた。
「その時は」
「あたしの親父も酷かったけれどな」
「この方も、ですわね」
「暴力振るわないだけ遥かにましだけれどな」
「その点だけはいいですわね」
「本当にな」
「わしは何処まで言われるのだ」
仙人も怒ってきた。
「全く以て心外だ」
「まあ仕方ねえな」
「そうよね」
ユルセンだけでなくアカネも述べた。
「このことは」
「実績が凄いからな」
「それを考えるとね」
「当然の結果だよな」
「当然ではない、わしは怒ったから酒を飲んで寝る」
「こうしたところが問題なんだけれどな」
「何もしないならそれでいいから」
二人で実際に飲み出した仙人に述べた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ