第二章
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「そうなる様にするわ」
「育児をしながらだね」
「ええ、歩いて走ってね」
運動をしてというのだ。
「痩せるわ」
「そうするんだね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
唯は育児の合間に運動をはじめた、育児をしながらなのでランニングマシンを買ってそうして自宅でのトレーニングを開始した。
そこで走りソトレッチや筋トレをしてだった。
今は常に傍にいないといけない息子を見つつそうした、食事もカロリーの高いものは避けてだった。
ダイエットに励んだ、すると半年程でだった。
唯は妊娠前の体型に戻った、彼女はそう思っていたが。
夫はベッドの中で共に寝ている妻に言った。
「むしろ妊娠前よりもだよ」
「スタイルいいの？」
「うん」
そうなっているというのだ。
「そう見えるよ」
「そこまでいいの」
「うん、だから夜もね」
「最近毎日よね」
「見ていると我慢出来なくてね」
今の妻のスタイルをというのだ。
「それでだよ」
「そうなの」
「うん、いい感じになったね」
ダイエットしてからというのだ。
「本当にね」
「そうなのね」
「じゃあもう一回いいかな」
「それじゃあね」
唯は自分の傍に来た夫に応えた、ダイエットの結果スタイルがむしろ妊娠前よりよくなった結果であった。
だがその結果はすぐに出てだった。
「二人目の子も七ヶ月ね」
「そうだね」
「それでまたね」
唯はネーブルを食べつつ夫に話した。
「食欲が止まらないわ」
「それで太るんだね」
「これはまたね」
「子供産んで暫くしたら」
「またダイエットよ」
「そっちに励むんだね」
「そうしないとね」
食べながら夫に言った、そして実際にまた太った唯はそうした。そうしてまた毎晩夫に求められて三人目もとなるのだった。
産後のひだちがよくて 完
２０２２・４・１９
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