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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第23話 アルゴのクエスト説明
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の他に、特典が付くヨ」
 と、言ってきた。

「特典…ですか」
「そう、使い魔のモンスターのレベルを上げることが出来るようになる、《エクストラスキル》を習得出来るクエストを[受けることが出来るようになる]んダヨ」
「…えっと、どういう意味ですか?」
「まぁ、クリアすれば分かるヨ。あと報酬はダンジョンに隠されたアイテムと、クリア後に渡されるコルの大金らしいヨ」

「…なるほどな。どうする、シリカ。受けるか? シリカが受けるなら俺も一緒に受けるぞ」
 シュウさんが、あたしにどうするか聞いてくる。
 …どうしてこの人は、こんなに優しいんだろう…
 あたしと一緒にクエストを受けると自分も危険になるのに、それでもあたしの意思を重視(じゅうし)して、そしてあたしの為に付いて来てくれる。
 ……あたしは心のそこから思う。
 この人と一緒に戦えるようになりたい! …と。

「……正直、今の話を聞くと不安です……けど、それでもシュウさんと一緒に戦えるようになれるなら、どんなクエストだって受けたいです!」
「…だってよ。アルゴ、クエストの受け方を教えてくれ」
「……分かったヨ。なら明日クエストの受け方を教えるから、今日は明日の為に用意しておいてネ。明日から何ヶ月もメッセージや、アイテムとかの購入が必要でショ?」
「アルゴさん、ありがとうございます!」
「ありがとな、そうするよ。それじゃあ俺達は早速、準備をする事にするよ」
 教えてくれたアルゴさんに、あたしとシュウさんはお礼を言って準備の為、店の出口に歩きだ………そうと思ったら、シュウさんの後に立ち上がった、あたしの腕をアルゴさんが掴んだ。

「ど、どうしたんですか?」
 あたしがアルゴさんに掴んだ理由を聞くと、アルゴさんはあたしを引っ張って、あたしの耳の傍に顔を近づけて、
「…シュー助には、もっとダイレクトに伝えないと……気持ち、伝わらないヨ」
 と、言われた。
 あたしの…気持ち? シュウさんに対する? それって…つまり……
「え!? え〜!? い、いつから気づいてたんですか!?」
 後ろで、あたし達の事を不思議そうに見てるシュウさんに聞こえないように、あたしも小声で話す。
 ……すると…
「ずっと前からダヨ。……やっぱり何かあったんダネ」
 ……ハメられてしまった…

「そ、それは……」
「…ムリには聞かないけど、今度どうなったかオイラに教えてくれヨ」
「わ、分かりました。い、いつになるか分かりませんけど、きっと教えます!」
「いつまでも待ってるヨ」
 あたしはアルゴさんと約束をして、シュウさんの所へ向かった。

「何、話してなんだ?」
「……秘密です……」
「……?」
 店を出て行く時に、シュウさんとこんな話をしていたせいか…アルゴさんが
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