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おぢばにおかえり
第六十九話 先輩達と会ってもその十八

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「そうでしょ」
「それはそうですけれどね」
「嫌いだから徹底的に言ったし」  
 長池先輩にさっきもです。
「それで私がいない時に会っても」
「それが本当に一度もなんですよ」 
 私と一緒にいない時はというのです。
「お会いしたことがないです」
「それはよかったわ」
「先輩がブレーキになってくれてるからですか」
「そうよ、もっと言ってるでしょ」
「周りにも。出来れば」
「先輩達の昔のこと言うの」
「僕の癖性分で」
 嫌いな相手の嫌がることを思いきりやるからというのです。
「やってます、人って自分の過去ほじくり出されるの嫌ですよね」
「それやったら確実に嫌われるわよ」 
 下手したら一生恨まれます。
「それを知っててやるのね」
「そこが僕の癖性分ですね」
「そうね、それが魂のいんねんだから」
 それで、です。
「なおしなさいね」
「かなり苦労しそうですね」
「自分でもわかってるのね」
「やっぱり自分のことですから」
 それでというのです。
「自覚しています」
「自覚したらね」
 本当にそれならです。
「そこからはじまりだから」
「なおせますか、いんねんも」
「悪いんねんが白いんねんになるでしょ」
「それがおみちの教えですね」
「これまで会ってきた嫌な人達が多くても」
 それでその人達を徹底的に憎んでもです。
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