暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第六十九話 先輩達と会ってもその十七

[8]前話 [2]次話
「絶対に怒らないのよ。色々至らなくても」
「そのお話いつも信じられないんですよね」
「新一君から見ればなのね」
「はい、あのお話聞いていますから」
「私も知ってるけれど」
 先輩ご自身から聞いたことですから余計にです。
「けれどね」
「それでもなんですか」
「先輩は本当にいい人だから」
 このことは断言出来ました。
「悪く言わないの」
「僕が知ってるあの人は違うんですね」
「全然ね、というか私と一緒にいない時にも先輩とお会いしたことある?」
「ないです」 
 あっさりとした返事でした。
「そうしたことは」
「そうなの」
「その時に残酷な本性見せるかも知れないとか思ってましたけれど」
「新一君に言ったりしたりしてくるっていうのね」
「集団で待ち伏せして、もっともそれに備えて携帯の録音用意していますけれど」
「言ったこと拡散するつもりなの」
「はい、ネットとかで」
 笑っていますが目は本気でした。
「他にも皆に伝えようと」
「そうしてやり返すのね」
「そのつもりでしたけれど」
「だから先輩反省されてるじゃない」
 もうそのことは私が見てもです。
「高井先輩も佐野先輩も」
「だから僕と先輩がいない時にお会いしてもですか」
「そんなことされないわよ」
 絶対にとです。
「何があってもね」
「そうした人達ですか」
「というか言ってるのは新一君でしょ」 
 むしろです。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ