第四百九十四話 戦士達が集まりその四
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「まあおっさんはあれだしな」
「そうだろ」
「俺も大概だがな」
ねずみ男は自分のことも話した。
「しかしおっさんはな」
「幾ら何でもだな」
「酷過ぎるな」
「だろ?あんたが見ても」
「寝ていた方がいいな」
「もう本当にな」
「まあ俺がこうして隣にいたら妖気の補給になるしな」
すねこすりは仙人の足下から言った。
「別にいいか」
「わしの生気を吸い取っておるであろう」
「いいだろ、そういうのは無駄に高いんだからな」
「そういう問題ではないわ」
「死ぬことはないさ」
「というかこの人確かに無駄に体力あるよね」
豆腐小僧が見てもだった。
「なくてもいいのに」
「全くだな」
鏡爺は豆腐小僧のその指摘に頷いた。
「動くと迷惑だからな」
「それだとね」
「幾ら気力と体力あっても意味はない」
「そうだよね」
「しかも食欲も旺盛だしな」
「余計によくないよ」
「とりあえずこれを飲むといいぜ」
叡山は仙人に牛乳を差し出した。
「牛乳飲むとよく寝れるしな」
「寝てろということか」
「ああ、俺もそう思うぜ」
「では飲んで寝てやるわ」
叡山が差し出したその牛乳を一気に飲んでから言った。
「全く、言われてばかりではないか」
「正直ここまで言われる人も珍しいっすね」
ゴブタが見てもだった。
「おいらもはじめて見たっす」
「俺以上に言われてるな」
智樹が見てもだった。
「これだけ言われる人もないな」
「そうっすよね」
「ああ、というと俺より酷いんだな」
「いや、智樹君器半端じゃなく大きいっすから」
ゴブタは彼のそのことを認めて話した。
「だからっすよ」
「いいんだな」
「はい、後方でちゃんと働いてるっすし」
「君は遥かにいい」
厳しいターニャが見てもだった。
「おっさんみたいには絶対にならない」
「智樹君はドスケベだけれどね」
川神舞は彼のそのことは話した。
「その器の大きさは本当に凄いから」
「見習わないとな」
翔介が見てもだ。
「そのことは」
「じゃあ俺はこのまま」
「その心を忘れないでくれ」
「そうしていきます」
「それでなんですが」
初芽が言ってきた。
「これからの訓練ですが」
「今から話そう」
天空寺が応えた。
「そうしてね」
「具体的にですね」
「一月後の決戦に向けて」
このことを見据えてというのだ。
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