ハーケン会戦〜大戦の”裏”の戦い・後篇〜
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〜ガルガンチェア1号機・中枢〜
ガルガンチェア内を探索していたロイド達が中枢に到着するとそこにはイリーナ会長とシュミット博士がいた。
「どうやらここが終点のようですが……―――――!」
「あっ!あの二人は……!」
「ラインフォルトグループ会長――――――イリーナ・ラインフォルト会長と”三高弟”の一人、シュミット博士ですね。――――――初めまして。俺の名はロイド・バニングス。クロスベル警察”特務支援課”の者です。」
中枢に到着して周囲を見回して二人の姿を目にしたエリナは目を見開き、ユウナは声を上げ、ロイドは一歩前に出て二人に自己紹介をした。
「”特務支援課”……そう……貴方達が例の。………ここに来るとしたら、アリサ達Z組と思っていたけど、まさかクロスベルの……それも僅かとはいえ”あの人”とも縁がある貴方達がここに来るとはね。」
「”あの人”……?」
「……多分だけど、”黒のアルベリヒ”の事を指しているのだと思うよ。」
「そういえば、”黒のアルベリヒ”は”教団”の幹部の一人だったという情報もありましたね……」
ロイドの名乗りを聞いてロイド達の正体を知って静かな表情で呟いたイリーナ会長の話を聞いてある疑問を抱いたノエルの疑問にワジが推測を答え、ティオは複雑そうな表情で呟いた。
「フン……それでエレボニアと戦争中の国の警察が儂達に何の用じゃ。現在この戦艦がクロスベル帝国軍によって侵略されている状況を考えると、大方戦後クロスベルにとって邪魔になる儂達を戦場となったこの戦艦に起こっている混乱に生じて”暗殺”しに来たのか?」
「あ、”暗殺”って……それはリーシャさんの特権で、あたし達はむしろアリサさん達の代わりに二人が戦場に巻き込まれないようにここに来たんだよ〜!?」
「あの、シャマーラさん……別に”暗殺”は私の”特権”じゃありませんし、そもそも暗殺業――――――銀としての活動は”碧の大樹”の消滅を機に引退した事を知っていて言っているんですか……?」
シュミット博士の指摘に対して反論したシャマーラの話に冷や汗をかいたリーシャは疲れた表情でシャマーラに指摘した。
「……どうやら、ご自身の状況は正確に把握しているようですね。」
「……この戦争でエレボニアに協力すれば、戦後クロスベルもそうですがメンフィルからもエレボニアに協力したその責任を問われると理解していながら、お二人ともそこまでしてまで”黒のアルベリヒ”の件が重要なのですか?」
一方セティは真剣な表情で呟き、エリィは複雑そうな表情を浮かべて二人に問いかけた。
「フン、エレボニアに与した覚えなどない。儂は”一番弟子”と”三番弟子”の仕上がりを見る為にここにいるだけだ。」
「”仕上がり
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