第十八話 やり取りをはじめてその十二
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「しっかりと生きていないとね」
「身に着かないの」
「若し子供の頃から遊んでばかりで」
それでというのだ。
「何も勉強しないで努力しないとね」
「何にもならないのね」
「頭の悪いお年寄りにね」
「なるのね、そう言われたら」
一華はやや眉を曇らせて話した。
「街とかで結構ね」
「おかしなお年寄りいるわね」
「マナーの悪いね」
「最近多いって言うわね」
「これお年寄りが言う言葉だけれど」
それでもとだ、一華は話した。現実問題としてそうした老人が男女共街にいてどうしても目に入るからだ。
「なってない」
「近頃の若い者はってね」
「そう言うしかない人いるわよね」
「結構ね」
「老害って言うか」
一華はこの言葉も出した。
「もうね」
「マナーが悪くてね」
「生活の知恵があるか」
「とてもそう見えないお年寄りもね」
「いるわね」
「そうしたお年寄りもね」
「世の中にはいるってことね」
一華も納得した。
「残念なことに」
「それひいお祖母ちゃんも言っていて」
それでというのだ。
「そうした人はね」
「生活の知恵もなくて」
「それがどうしてかっていうと」
「それまで努力とか勉強とかしてこなくて」
「そうしたものがないから」
生活の知恵になるものがというのだ。
「持っていないのよ」
「そういうことね」
「本当に遊んでばかりで」
それでというのだ。
「努力してこなかったら」
「生活の知恵もないのね」
「そうなの」
まさにというのだ。
「生活の知恵、こうしたことを教えられるのも」
「そうした経験があってこそ」
「そういうことね」
「そうなのね」
「ええ、しかしそうしたことのない人って」
かな恵は困った顔で述べた。
「多いわよね」
「街ではね」
「スーパーとか行ったら」
それこそというのだ。
「お客さんの中にね」
「絶対にいるわよね」
「そうなのよね」
「マナーが悪くて色々と他のところも悪い」
「そんなお年寄りがおられて」
「困るわね」
「本当にね」
こう一華に述べた。
「迷惑よ」
「特にお爺さん?」
留奈は腕を組んで言った。
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