第十八話 やり取りをはじめてその十
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「そうしたことをね」
「しているのね」
「絶対に毎日何度もしてるわ」
「何度もなの」
「そう、毎日ね」
「それが普通なのね」
「中学生ともなるとね」
その頃になると、というのだ。
「もうよ」
「そうしたこともなのね」
「普通でね」
それでというのだ。
「毎日何度もよ」
「してるの」
「それでそうしたことでもね」
「幸せになれるの」
「しかも誰にも迷惑かけてないでしょ」
留奈はこうも言った。
「そうでしょ」
「ええ、全くね」
「だったらいいでしょ」
「そうしたことをしても」
「健康にも問題ないしね」
「というかそうしたことし過ぎたら頭悪くなるとか昔言ってた人いるって?」
理虹が言ってきた。
「何か」
「それ迷信よね」
「実際はないみたいね」
「それで頭悪くなるとかね」
「考えてみたら子沢山の人とかね」
「頭悪いってなるわね」
「だからないわね」
そうしたことをあまりにもして頭が悪くなることはというのだ。
「これは」
「絶対にね」
「まずね、ただね」
「ただ?」
「いや、明男君もしていて」
そうしたことをというのだ。
「他の子も皆ね」
「やってるのね」
「それでそれがね」
「普通なのね」
「そう、むしろね」
「やっていない方がなのね」
「おかしいから」
こうかな恵に言った。
「むしろ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「もうそれは見て見ぬふりで」
「気付かないふりをってことね」
「それをとやかく言う方がね」
「おかしいわね」
「そうよ、まあ世の中言う人もいるけれど」
「そうした人の方がおかしいのね」
「むしろね、だからそのことは言わないことよ」
かな恵に微笑んで話した。
「女の子だってでしょ」
「まあそれはね」
かな恵は顔を少し赤くして照れた感じになって述べた。
「そうね」
「でしょ?お互いだから」
「気付かないふりね」
「見て見ぬふりよ」
「それが一番ね」
「というかそれってトイレをしたり食べることと同じでしょ」
富美子はあっさりとした調子で述べた。
「結局は」
「そうしたレベルってことね」
「そういうことでね、ちなみに私この前便秘終わってね」
「よかったのね」
「ほっとしたわ」
笑顔での言葉だった。
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