第四十七話 思わせぶりな態度その七
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「そこで英霊の方々を貶めたのですから」
「そんなことをするとですね」
「その時はいいですが」
それでもというのだ。
「後で、です」
「報いがきますか」
「その報いがです」
まさにというのだ。
「今です、ですから靖国については」
「注意しないといけないですか」
「非常に」
「英霊で東京を護っていて」
「日本自体もです」
「そのことは素晴らしいことですね」
「ですが貶めますと」
その新聞社の様なことをすればというのだ。
「その時はです」
「怨霊となって報いを受ける」
「そうなります、ただ神仏を信じない人もいますね」
「無神論ですね」
「私は非常に恐ろしいものを感じています」
無神論にはというのだ。
「何しろ東京の結界もです」
「神仏の力ですね」
「そうなのですから」
それ故にというのだ。
「それをです」
「信じないとですね」
「非常に恐ろしいです」
「東京に結界がないと」
「その場合は何が起こるか」
それこそというのだ。
「全くです」
「わからないですか」
「はい、保証出来ません」
「保証出来ないって言葉が怖いですね」
咲は速水のその言葉に恐怖を感じて述べた。
「とても」
「こうした仕事をしていると思います」
「占い師さんならですか」
「そうです、宗教やオカルトに常に触れますので」
「結界とかもですか」
「存在していると確信しています」
まさにというのだ。
「そして神仏の存在もです」
「確信されていますか」
「魔もそしてやはりです」
「怨霊もですか」
「確信しています」
そうしたものの存在もというのだ。
「ですから言えます」
「東京には結界が必要なんですね」
「それも幾重も」
「そうなんですね」
「江戸という町が拓けてから結界は用意されてきましたが」
それでもとだ、速水は咲に話した。
「戦後特にですl
「結界が強くなっていますか」
「高層ビル群に東京タワーも備わったので」
「東京タワーもそうした意味があるのは凄いですね」
「そしてスカイツリーもです」
こちらもというのだ。
「結界の一つと私は考えていますので」
「それで、ですね」
「戦後は特にです」
「結界が沢山張られてですか」
「それが強まっています」
「そうですか」
「さもないと護れないのです」
この街、東京はというのだ。
「何しろ魔都なのですから」
「魔が出入りしてその中でも生まれる」
「あらゆる結界を幾重に張っていても出入りは完全には防げず生まれることもです」
「あるからですね、退治する人達もおられて」
「そしてです」
まさにというのだ。
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