暁～小説投稿ｻｲﾄ～:DOREAM BASEBALL ～夢見る乙女の物語～　波乱の幕開け？

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DOREAM BASEBALL ～夢見る乙女の物語～　

波乱の幕開け？
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ような攻めに唖然とすることしかできない。

「ここでクリンナップ」
「これはバントはなしか？」

セオリーなら送りバントで一打で2点取れることを狙っていくけどここまでを見るとその選択も読まれているような気がする。この異質な感じに後藤さんの投じた初球が大きく外れる。

「今度はバントの構え？」
「何をしてくるか全然わかんない……」

初球は何事もなく見送ったのに二球目の前にバントの構えに入る栗原(ｸﾘﾊﾗ)さん。しかしまたバスターもあり得るため迂闊にバントをさせる配球はできない」

ｺｯ

スライダーでカウントを取りに来た後藤さん。これを一塁側へとバントする栗原さん。これが見事に決まりランナーがそれぞれ進塁する。

「タイム！！」

まるで読めない相手の攻撃に痺れを切らした東英が一回目のタイムを使う。まだ初回。しかし常成のこの攻撃はどう考えても先取点を奪いたいという気持ちが前面に出ている。

（でもそこまでして先取点を欲しがる理由は何？）

先に点数を取れれば逃げ切ることも考えられる。しかし相手は絶対王者東英学園。先取点により試合が動くことで一気に崩される可能性も考えられるのだ。

「この攻め方……なんか見たことない？」
「え？」

突然瑞姫がそんなことを言う。言われてみると見たことがあるような気もするけど……いつ見たのか見当がつかない。

「どこの試合だっけ？」
「う～ん……」

瑞姫もイマイチわかっていないらしく腕を組み唸っている。でも私が見たことあるってことは最近の試合のはず……元々見てきた試合数が瑞姫たちよりもずっと少ないんだから。

第三者side

「常成の野球ってこんな感じでしたっけ？」

普段とはかけ離れた攻撃を見せる常成学園を見て佐々木がそう問いかける。これには真田も違和感を覚えており、顎に手を当て思考しているようだった。

「もっと普通の野球をやるイメージだったけど……」
「それじゃあ勝てないと判断しての奇襲戦法なのかもな」

1アウト二、三塁。打席に入る右打者を見ながら次はどのような攻め方をするのかと本部席にいた全員の視線が集まっていた中、赤髪の青年が立ち上がり、扉の方へと向かっていく。

「トイレ？」
「エース様が到着したみたいだから顔出してくるだけだよ」
「やっぱりあの子が遅刻してたんだ」

言ってからしまったといった顔をしていたカミューニだったが、全員そのことはおおよそわかっていたため気にした様子もなく彼を見送ろうとした。

「そういえばソフィアさん、本職はどこなの？」
「本職？」
「元々ピッチャーじゃないでしょ？あの子」

彼の隣にいた若くして教員になった青年の

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