第二百四十五話 函館入りその三
[8]前話 [2]次話
「それでだ」
「ここはたいな」
「将来の政も考えてな」
「道を敷いて港を築いて」
「城もそうしてな」
こちらもというのだ。
「治める下地をだ」
「築いていくたいな」
「そうする」
「というかもうはじめってるね」
桜子は笑って述べた。
「政は」
「そうだな、最早な」
「そうだね」
「戦は政の中にあるからな」
英雄はこうも言った、事実彼は道や港それに城を治めるその中において考えてそのうえで話をしている。
「もう既にだ」
「はじまっているわね」
「そうしたものが整ってだ」
「街や村や栄えるわ」
「だからだ」
それでというのだ。
「そうしたものは今からだ」
「築いていくね」
「そうしていく、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「蝦夷を掌握するとな」
「栄えさせるわね」
「民を移住させることもな」
このこともというのだ。
「してな、そしてな」
「アイヌの人達もだね」
「入れてな、そうしてだ」
「蝦夷を発展させるわね」
「そうする、人も増やす」
「その為にも」
「まずは道や港でな」
そしてというのだ。
「城をだ」
「築いていくわね」
「そうしていく」
「そうするわね」
「銭はかかる」
それはというのだ。
「それもかなりな」
「人手もね」
「そして手間もな、だが」
「それでもやるね」
「兵だけでなく多くの人夫もな」
彼等もというのだ。
「用いるしだ、商人達にもな」
「声をかけるわね」
「そうしてだ」
「やっていくわね」
「蝦夷に多くの道や港、城をもうけていってな」
蝦夷攻めの中でというのだ。
「後の蝦夷の統治の骨格にする」
「まずはそこからね」
「そうだ、攻めるその時にな」
「同時に進めるね」
「そうしていく、そしてな」
「そのうえでね」
「兵も進める」
そちらも行うというのだ。
「そうしていく」
「戦は政の中にあるからね」
「そうしていく、いいな」
「いいよ、じゃあこれからは」
「函館での築城を本格的に進める」
こう言ってだった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ