第十八話 やり取りをはじめてその三
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「もうね」
「刺されて終わり」
「後は中に誰もいませんよ」
「地獄の展開だったわね」
「視てみたら」
「あれがヤンデレってやつね」
理虹も言って来た。
「よくわかったわ」
「どっちもそれと言っていいけれど」
「胸の大きなキャラがね」
「そっちの方が凄くてね」
富美子は真顔にままやや引いた感じになって話した。
「ヤンデレのサンプルよ」
「そうよね」
「ああなったらね」
それこそというのだ。
「もうね」
「滅茶苦茶怖いわね」
「もうラインもってことね」
「ちょっと返信がないと」
それだけでというのだ。
「無茶苦茶に聞いて来る」
「しかもその文章が怖い」
「そうなるわね」
「そんなアニメあるのね」
かな恵ははじめて知った感じだった。
「そうなのね」
「観たら怖いわよ」
富美子は真面目に引いた顔のままで応えた。
「だから視聴するなら覚悟してね」
「観ることなのね」
「主人公が最低だしね」
「そんなに酷いの」
「浮気ばかりで」
それに加えてというのだ。
「自分がしたことから逃げようとする」
「そんなキャラなの」
「だから最終回までもね」
「覚悟して観ることなの」
「そして最終回はね」
ナイスボートと言われたそれはというのだ。
「もう特にね」
「覚悟してなの」
「観てね」
そうしろというのだ。
「本当にね」
「そんなに怖いってことね」
「ええ、それとね」
「それと?」
「最終回観たらおまけみたいなお話もあるから」
「そっちもなの」
「観たらいいわ、こっちは二話あるけれどどっちもギャグだから」
そうした作風だからだというのだ。
「最終回の恐怖の結末の後でも」
「笑えるの」
「それで浄化されるから」
そうした気持ちになれるからだというのだ。
「いいのよ」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのだ。
「あんたもね」
「観ればいいの」
「そのアニメね、そうしたらヤンデレのこともね」
「わかるのね」
「極端な例でもね」
それでもというのだ。
「わかるわ」
「じゃあね、観てみるわ」
「そうしてね」
「とりあえずラインは暫くしたらなのね」
また一華が言ってきた。
「落ち着くのね」
「そうよ、だからね」
「それでなのね」
「安心していいわ」
「そういうことね」
「ええ、実際に会う方がね」
かな恵は経験者として話した。
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