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ダイの大冒険でメラゴースト転生って無理ゲーじゃね(お試し版)
番外2「メラ公(ポップ視点)」
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」
苦痛の表情に信じられないモノを見た表情を混ぜる魔王にダイが、否定の言葉を発す。
「なに?」
「メラゴースト君は、おれの兄弟子! 先生の弟子のひとりだ!」
「ちょ」
メラ公のことを雑魚モンスター扱いされたのが気に障ったんだろうが、おれには解かった、それは拙いと。先生の弟子であるおれたちも、こいつは根絶やしにしようとしたんだから。
「アバンがモンスターを弟子にだと?! いや、そうでもなければこの傷は説明がつかん」
やはり先生がモンスターを弟子にしたというのは魔王から見ても驚きではあったらしい、ただ。
「ならば、もはやくたばりかけとはいえ放ってはおけん。こやつから」
かたづけてやろうぞと予想通り魔王はメラ公にとどめを刺そうとし。
「ぬうううううっ!!」
「は?」
力む声に思わず視線を動かしたおれが見たのは、鋼鉄の固まりであるはずのダイの表面にヒビが走ってゆく光景。
「あああっ?!」
次の瞬間、雄たけびと共に先生のアストロンをダイが自力で破り。
「なッ、なんだと?! おのれっ!! メラゾーマ!!」
驚きつつも今だ地面でのたうつだけのメラ公よりダイを脅威と見たのか、魔王はダイ目掛けて呪文を放ち。
「ヒャダインッ!!」
駄目だと思ったおれの目に映ったのは、おれの呪文よりすごい呪文で魔王の呪文を相殺したダイの姿だった。
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