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ダイの大冒険でメラゴースト転生って無理ゲーじゃね(お試し版)
二十話「南海の孤島」
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日の相手は師匠でした。
『ベ・ギ・ラ・マ・ァ!』
半ばやけくそになって全力で放った会得したての閃熱呪文がこの後師匠の斬撃で真っ二つになったのは言うまでもない。
「はぁっ? あいつ、いつの間にあんな呪文を――」
驚いてくれたのは寝っ転がった姿勢から身を起こして目を剥いた兄弟子のみ。
「いやいや、まさかもうベギラマまで使えるようになっているとはグッドです」
師匠はそれなりに評価してくれたが、真っ二つにされてちゃ意味はないと思う。
(魔物を仲間にして戦わせるスピンオフ作品だと、メラゴーストってメラとギラ系の呪文覚えるのと、メラの他に火の息を覚えるのがあったんだよね)
そんなことを覚えていたからか、俺はそれなりに閃熱系の呪文とも相性が良く、メラミが使えるようになった時にはワンランク下のギラの呪文も使いこなせるようになっていて、そろそろ行けるとは思っていたのだ。
「メラゴースト君ならひょっとすれば極大閃熱呪文も使いこなせるようになるかもしれませんねぇ」
などと仰る師匠に、俺は伝わらないと思いつつもハードル上げないでくださいとぼやくのだった。
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