第四百九十三話 白い敵その七
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「今は待機してくれ」
「そうしていいか」
「今は天空時の兄さん達ライダー三人とリム達が戦っている」
「だからか」
「今はあの戦力で充分だ」
「それでか」
「今はあんたは休んでな」
そうしてというのだ。
「戦う時に備えてくれ」
「ではそうさせてもらう」
「負けるつもりはない」
絶対にとだ、二ノ宮はこうも言った。
「仕掛けられたならだ」
「やり返すな」
「そうしてやる、儲けにならないことは癪だが」
それでもというのだ。
「やってやる」
「ではな」
「あとリムと魔王の飯だが」
二ノ宮は堆く摘まれた食料を見て言った。
「これだけあれば充分だな」
「そうですか」
「ああ、よく持って来てくれた」
軍隊蟻Aに答えた。
「これだけあれば朝飯は充分だ」
「本当によく食うからな」
ユルセンもその食料を見て言った。
「まあこれ位だとな」
「大丈夫だな」
「そうだな」
こう二ノ宮に答えた。
「あいつ等でもな」
「ならいい、それとだ」
二ノ宮はさらに言った。
「少し高い場所に移るか」
「二ノ宮さん高い場所が好きだから?」
アカリは二ノ宮の言葉を聞いてまずはこう考えた。
「それで?いや」
「わかったな」
「それに加えて」
「高い場所からだと戦場全体がよく見える」
このこともあってというのだ。
「だからだ」
「これからは」
「高い場所に上がってな」
そうしてというのだ。
「戦場を見る」
「そうするのね」
「そうだ、では行って来る」
「じゃあお願いするわね」
「俺がいない時は御成さんだ」
彼が全体の采配を観て欲しいというのだ。
「宜しく頼む」
「わかりました」
「それじゃあな」
「ではわしは寝る」
御成が頷くと仙人はこう言った。
「そうするぞ」
「おい、そこで自分もって言えよ」
ユルセンが突っ込みを入れた。
「絶対に言わないな」
「ふん、どうせわしは迷惑だろう」
「まあそうだけれどな」
「それでは寝る」
「おう、そうしろ」
結局ユルセンもこう言った。
「おっさんはそれでいいぜ」
「ではな」
「本格的にはじめる」
戦いをとだ、二ノ宮は言ってだった。
高い場所に移ってそこで全体の指揮を執りだした、それは的確であり。
スペクターも戦いつつ言った。
「指示通りに動くとな」
「全く違うな」
共に戦うクルツが応えた。
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