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帰ってきたらD×Dだった件
命狙われます
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はあるでしょう。でも、本物には通用しない。
貧相?イッセーはむしろたくましい方だと思うっすけどね…。見る目の無い女だこと。

「お断りっすよ。うちはイッセーを心から愛してるっす。あんたみたいなアバズレのところなんかこっちから願い下げっすよ。」

ピキリと青筋を立てながら固まる堕天使のおばさん。
どうやら断られるとは思ってなかったようっすね。
自意識過剰というか何て言うか、お粗末な人っすね。

「……そう。ならば貴女も死になさい。」

槍を携えたお姉さんを見てうちとイッセーは再び構える。
すると、何者かの気配がこちらに近づいてきた。
それに気付いたのかおばさんは舌打ちをしながら肩を震わせる。

「ッチ、どうやら気付かれたようね。仕方がない、今日は見逃して上げる。でも、貴方達二人は必ずこのレイナーレ様が殺してあげるわ。至高の存在である堕天使に歯向かったこと、骨の髄まで後悔させてあげる。」

堕天使…レイナーレはそう捨て台詞を残して何処かへ消えてしまった。

「私たちもここから離れた方がいいっすね。」

「そうだな…。」

そう言い私たちはその場を後にする。
落とし物にも気付かないまま。



*******

リアスside

私の名前はリアス・グレモリー。
この駒王町を治める上級悪魔、元72柱グレモリー家の次期当主よ。
私は堕天使の気配を感じたため女王である朱乃を連れて反応があった場所へとやってきた。
堕天使は私たち悪魔と対立関係にあるため、その堕天使に私の領域で好き勝手にさせるわけにはいかない。
そこで次期当主として私自らがこの場に出向くことにしたわけ。
気配を感じた駒王学園からそれほど遠くない公園にて私たちは砕けたコンクリートの地面と明らかに戦闘のあとと思われる跡地を見る。

「凄まじいですわね。」

どれほどの衝撃があればこんな風に砕け散るのやら…。
もしかしたら小猫にも匹敵するほどのパワーかもしれないわね。

「あら?」

そこで私はふと地面に落ちているカバンと生徒手帳に目を向ける。

「兵藤一誠…、ミッテルト…。」

カバンは駒王学園2年生の兵藤一誠のもの…。生徒手帳は1年生のミッテルトの物だった。

「なにか関係あるのかもしれないわね…。」

もしかしたらその二人が堕天使と戦った?
さすがに考えすぎかしら?
それほどの力を持っているのなら是非とも我が眷属に誘いたいわね。
とにかく、明日にでも部室に来てもらったほうがいいわ。
そう思考をしながら取り敢えず私達はカバンを背負って部室に戻ることにした。
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