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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
共存編
妖怪少女たちの主張
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響子「♪終わらない歌を歌おうー ♪僕や君や彼らのためー ♪終わらない歌を歌おうー ♪明日には笑えるようにー……」



ーー
ーーー


響子が歌った外界の歌は「終わらない歌(THE BLUE HERTS)」や「心の花を咲かせよう(いきものがかり)」、「負けないで(ZARD)」などだった。
また、東方アレンジは“Bad Apple!!”(Alstromeria Records)や「信仰は儚き人間の為に(岸田教団&THE明星ロケッツ)」、“Melody!”(いえろ〜ぜぶら)など、どれもメッセージ性が高い曲ばかりだった。

ライブ終了後、(西)は音響器具の片付けをしている響子に声をかけた。


(西)「お疲れさま。なかなか良かったばい!」

響子「ありがとう、来てくれてたんだね!」

(東)「響子さん、その節はどうも♪」

響子「あっ、こないだの巫女さん。こんばんは!!」

神奈子「貴女が幽谷響子さんね。早苗から聞いているよ。私は八坂神奈子、守矢神社に祀られている祭神の片割れよ」

諏訪子「えっと……。神奈子と同じく守矢神社に祀られている土着神の洩矢諏訪子だよ。気軽に『ケロちゃん』って呼んでね♪」

響子「私はヤマビコの幽谷響子です!よろしくお願いします!!!」

神奈子「おお、噂どおりだ。ものすごい声だな……」(←耳を塞ぐ)


響子の大声は周辺一帯に反響した。
すると会場の撤収作業をしていた妖怪の少女がその声に気づき、こちらに近付いてきた。


?「響子、何やってんのよ!早く片付けを……あっ、人間発見!私が鳥目に―――」

守矢組「させない(させません)よ!」


翼を生やした鳥の少女が何か言いかけたその瞬間、(西)以外の守矢組が臨戦態勢に入った。
神奈子は御柱(おんばしら)、諏訪子は鉄輪(かんなわ)、(東)は大幣(おおぬさ)をそれぞれ少女に向け威嚇している。


響子「皆さん、喧嘩はやめましょうよぉ…」


そして響子はどうしたらいいか分からず、おたおたしていた。


?「私が見る限りだと…みすちー、貴女は確実に負ける。相手が悪すぎるわ」

?「特に襲うメリットもなさそうだしねー」

?「だからやめよう?・・・ね?」


ステージを解体していた色違いの服を着ている三人組も騒ぎを聞きつけ、この「みすちー」なる人物の説得に加わった。


みすちー「・・・。」


やがて観念したのか、彼女は振り上げた腕を下ろすと皆に向かって言った。


みすちー「皆さん本気にしたんですか?いやだなあ、幻想郷ジョークに決まってるじゃないですかー!」

みすちー以外(じゃあ今の“間”は何だったんだ…!?)

みすちー「それにしても
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