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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
共存編
早苗:小旅行@
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神奈子「ねえ、萃香は今から予定はあるの?」
神奈子が尋ねると萃香は首を横に振った。
神奈子「それなら、
にっしー
(
西村早苗
)
と観光でもしておいでよ。幻想郷をまだそこまで知らないだろうしさ」
(東)「そうですね。早苗さん、この機会にいっぺん外に出て見聞を広めてくるといいですよ!」
かくして、二人は
幻想郷巡り
(
小さな旅
)
をすることになった。
ー
ーー
ーーー
魔法の森の外れにある荒物屋・
香霖堂
(
こうりんどう
)
。
二人はその前にいた。
萃香「早苗、ここの店主は変わり者だから注意しておいたほうがいいよ」
(西)「“変わり者”ねえ…」
やや緊張気味の(西)が店の引き戸を開けた先にはなんと、真っ赤な
褌
(
ふんどし
)
一丁で鏡の前に立つ男の姿が!
褌男「ふむ、やはり褌一丁だと筋肉がより引き締まって見えるな…(ブツブツ)」
(西)「・・・。」(←怯えている)
褌男「おや、いらっしゃい可愛いお嬢さん。僕の褌に触れてみませんか?幸せになれるよ」ニッコリ
そう言って男は微笑んだ。
萃香「そぉい!」
チーン!(←蹴りが決まった音)
褌男「ぐはあっ…!」バタッ
その直後、萃香の強烈な前蹴りが男の「大事なところ」に決まった。
あまりの痛みに耐えかねた男はそのまま失神してしまった。
ー
ーー
ーーー
霖之助「先ほどはお見苦しいモノをお見せしてしまい、大変申し訳ございませんでしたぁ!」
30分後、褌男改め香霖堂店主・
森近
(
もりちか
)
霖之助
(
りんのすけ
)
が二人に土下座する姿があった。
もちろん服は着ている。
萃香「私は見慣れてるからいいんだけど早苗がドン引きしてたからさ。ある程度は気をつけないといけないよ?」
(西)「霖之助さんってそんな趣味があるんですね…」(←引き気味)
霖之助「いやいや、僕はただ褌が好きなだけ…そう、褌マニアなんだ!きちんと常識は
弁
(
わきま
)
えているつもりだから変な勘違いはしないでくれたまえ」
(西)「ソーナンデスカー」
霖之助「ちなみに今のはかつて外界の“佐川急便のトラック”の飛脚が穿いていた褌で、お尻の部分を触ると幸せになれるそうだ」
(西)「ソーデスカー」
(西)は相当引いているようで相槌も棒読みである。
『この話題は辞めよう。』
霖之助はそう思った。
霖之助「ところで、君が外界から来た早苗さんかな?」
(西)「はい、私が西村早苗です。よろしくお願いします」
霖之助「こちらこそ。そういや、さっきも“外界から来た”って男の子が訪ねてきたなあ」
(西)「ああ、敏くんですね。私
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