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お姉ちゃんから、泳ぎに行こうと誘われていた。
「暇やろー 健太が車で連れて行ってくれるからさー 行こう ウチは今年、水着買ったから、去年のん 瑠璃にあげる あんたのは、もう、ガキっぽいからね」
「おねえちやんのって ビキニやんかー 赤いの」
「ええやん 瑠璃も もう それっくらい着んとなー」
そして、その日、一緒にお風呂に誘われて・・入っていたら
「瑠璃 あそこの周り 処理しとかんと、はみでるからな 見えたらあかんやろー 女の子の常識やでー」と、強引にカミソリで・・気づいたら、お姉ちゃんも半分位まで・・やりすぎやろーと
当日、健太さんが迎えに来てくれたんだけど、後ろの座席に・・りんさんが・・
「お姉ちゃん なんで、りんさんが居るん 聞いてへんやん」
「あぁ 急にな ええやん 嫌いちゃうんやろー」
と、後ろの座席で隣同士で乗るはめになってしまった。向こうに着いても、お姉ちゃんは健太さんと泳いでいるし、ウチは初めてのビキニで恥ずかしいのに、りんさんと一緒にマットに乗って泳ぐという始末だった。
「るりちゃん 大人になったみたいだし、それも可愛いよ」と、褒めてくれているんだけど、ウチは何を言われても、いい加減に聞いていた。心の中では、同じみせるんだったら、増井さんに・・と、あの人のことばっかり考えていた。
お昼も何か買って、食べている時、お姉ちゃん達はイチャイチャしていて、私は何でかイラッとしていた。「トイレ 行ってくるね」と言うと、りんさんが付いて来てくれていて、私がトイレから出てくると、いきなり、木陰に連れて行かれて、抱きしめられて、唇を奪われたのだ。私は、そのまま、抵抗することも無く・・
「るりちゃん ちゃんと 僕と 付き合ってくれよー」と
「ごめんなさい ウチ そんなこと、考えてへんねん 今 仕事楽しいしな― りんさんも ウチなんかより、大学で可愛い子いるんちゃうの そっちの子と付き合えば」と、うっとおしかった。そのまま、その日はあんまり、話すこともなく終わったのだ。
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