第十七話 合コンが終わってその十四
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「そうはなりたくないわ」
「だったらな」
「人を支えられる人になることね」
「そうなれ、というか普通にしていたらな」
それならというのだ。
「流石にここまではな」
「悪くならないのね」
「その長男や母親みたいにはな」
「そうなの」
「しかし反面教師にはしていい」
そうした連中をというのだ。
「ああはなるまいという人も必要なんだ」
「そうした人を見て自分は気をつけるから」
「そうだ、人を批判して自分が批判出来て頭が良くて偉いと思わないでな」
「その人みたいに」
「ああはなるまいだ」
そう思うことだというのだ。
「批判はいらない、しかしな」
「駄目な人を見てなの」
「どう駄目かわかってな」
そうしてというのだ。
「ああはなるまいとその人みたいなことはしない」
「それが大事なのね」
「そうだ、駄目な人を見たら自分はなるな」
「そうした人には」
「そう思ってやっていくことだ」
「そういうことね」
「それが大事だぞ、だから彼氏が出来てもな」
合コンからどうなるかは言うまでもないのでこうも話した。
「支えるんだ、あと支えてくれる人じゃないとな」
「付き合っても駄目ね」
「そういうことだ、わかったな」
「ええ、よくね」
一華は父の言葉に頷きそれから歯を磨いた、その後で寝た、幸い翌朝かな恵は二日酔いになっておらずそのまま五人で登校出来た。
第十七話 完
2021・12・8
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