第二章
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皆黒バットが落雷を起こしていることはわかっています、ですから黒バットをやっつけてこの危機を打開しようとしました。
「黒バットをやっつけろ!」
「黒バットをやっつけて落雷を止めるんだ!」
「そして水族館を救え!」
「水族館の生きもの達を守れ!」
水族館の職員さん達だけではありません、お客さん達もです。
皆決死の覚悟で魔人である黒バットに向かうことを決意しました、そうして力を合わせて一つになって黒バットに向かおうとしました。
ですがここで別の建物の上にです。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
あの高笑いと共にでした。
黄金バットが姿を現しました、両手に手を当ててそのうえで仁王立ちし胸を張っています。全身からは眩いばかりの光を放っています。
黄金バットは黒バットと対峙する場所にいます、そして。
彼もまた自身のステッキを空高く掲げました、するとです。
黒バットが起こしている無数の落雷は全て彼のステッキの上に落ちました、すると落雷は瞬く間になくなり。
黄金バットは黒バットに対して自身のステッキを向けました、落雷を起こして黒バットはすぐに彼にステッキを向けますが。
黄金バットの方が速かったです、彼がステッキから何かを放つ前にです。
黄金バットは受け止めた雷を全て集中させて黒バットに一気に放ちました、すると黒バットはひらりと上に飛び上がって雷をかわしました。
それで形勢不利と見た黒バットは飛び上がったのを機としてかそのまま飛んで何処かへ去っていきました。それを見届けてです。
黄金バットも空に舞い上がりそのうえで姿を消しました、もう落雷は起こらず水族館は救われました。
「助かったぞ」
「黄金バットのお陰だ」
「黄金バットのお陰で水族館は救われた」
「水族館の生きものは救われた」
「今回も黄金バットに助けてもらった」
「本当に有り難いことだ
「黄金バット有り難う」
自然と彼への感謝の言葉が出ました。
「黄金バットのお陰で皆救われた」
「水族館の多くの命が救われたんだ」
「今回も黄金バットにお礼を言おう」
「水族館の多くの生きもの達に代わって」
皆こう言ってでした。
黄金バットに深い感謝の心を持ち言葉として述べました、黄金バットは何も言いませんが皆そうしました。空は晴れもうそこには雷なぞ何処にもありませんでした。
黄金バット第四十二話 完
2021・9・29
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