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ダイの大冒険でメラゴースト転生って無理ゲーじゃね(お試し版)
十四話「告白」
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、事実を基にした場合はその逆だ。予想だにしない質問をされたとしても、現実だからこそすぐに対処できる。
「確かに聞いたことのない国の名、町の名前。そして、貴方の好物のざるそばという料理も聞いたことのないものですね。料理の方は後学のためにも一度食べてみたいなとは思いましたが」
ファンタジーな世界だからこそ、和食を挙げたがこれも正解だったのだろう。アバンはこちらの話を信じてくれたようであり。
「それより気になるのは、メラゴースト君の呪文の知識の元となった物語の方ですね。その故郷を仲間と旅立ち、魔王そして大魔王を討ち世界に光を取り戻した勇者のお話には興味があります」
食い付いてくることは予想と覚悟ができて居た方の申し出については、兄弟子の修行の妨げにならないのであればと条件付けしたものの頷いておいた。
「俺が無理を言って弟子にして貰った分、あの人の修行時間が短くなってますよね。その分の埋め合わせをしたいぐらいなんですけど」
「更にポップの修行の時間が減っては本末転倒、と。なるほどなるほど」
俺の言い分に理があると思ったのか、師匠は条件についても納得してくれ。
「では、ポップが戻ってくるまでなら何の問題もありませんね。それから、貴方にはここで待っていてもらいます」
流石に村までメラゴースト君は連れていけませんからねぇと言われれば、こちらも納得するより他なく。俺は俺の知るドラクエVの物語を砂に書き出しながら兄弟子を待つことになったのだった。
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