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帰ってきたらD×Dだった件
第一章 旧校舎のディアボロス
駒王町への帰還
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遊びに来るすよ。」

「おう。」

さて、準備はできた。
俺は魔方陣の上にたち、魔力を込める。
すると魔方陣は光輝き、俺たちを包み込む。
そして俺は再びリムルに向かい合う。

「「今までお世話になりました。ありがとうございます。」」

リムルの軽い会釈と同時に俺たちの視界が光でおおわれる。
しばらくたつと、そこはかつての俺の部屋だった。
少し片付いている気もするが多分気のせいだろ。
カーテンを開けると13年ぶりに見る故郷。駒王町の町並みが眼下に広がっていた。

「帰ってきたのか…。本当に…。」

俺たちが感慨にふけてるとドタドタと誰かの足音が聞こえる。
バタンと大きな音と共にドアが開き、そこには少しやつれた両親の姿があった。
こちらからすれば13年ぶりだが、向こうからするとそんなにたってないのにどうしたんだろうと思っていると二人は俺を泣きながら抱きしめ…

「一誠お前、1ヶ月もどこへ行ってたんだ?」

と爆弾を落とした。
おいリムル。時間間違ってるじゃねえか。

「えーと、このお二人がイッセーのご両親すか?」

すると二人もミッテルトに気づいたのか少し面食らっている。まあ、いきなり部屋にゴスロリ姿のロリっ子美少女がいたんじゃ困惑するか。

「え〜と、君は?」

恐る恐る父さんがミッテルトに訪ねる。
するとミッテルトは笑顔で

「はじめましてイッセーとお付き合いさせてもらってるミッテルトと言います。よろしくっす。」

その言葉を聞いて二人は一瞬呆け…


「「ええええええ────!!??」」


近所迷惑になりそうな絶叫をした。


*******

俺は今まで魔国連邦にいた時のことを詳細に説明した。
俺がある日魔素溜まりから異世界に迷い込んでしまったこと。
自分の時間軸では13年もたっていること。
今の自分が人間ではなく聖人であるということ。
驚いてはいたが、魔法などを実演して見せることで二人ともすんなり信じてくれた。
母さんに至っては老化しない聖人の特製を聞いて羨ましがっているし。

「…とまあ、ここまでがおれが魔国連邦で過ごした軌跡だ。」

「…そうか、大変だったんだな一誠。」

すると父さんと母さんは互いに頷きながら俺たちに向き合う。

「改めて言いましょう。おかえりなさい一誠。」

母さんと父さんのその言葉を聞いて思わず涙がこぼれる。
魔国連邦での13年も楽しかった。
けど、やっぱり俺のいるべき場所はここなんだな…。
俺は涙を拭き、とびきりの笑顔で二人に答えた。

「ただいま!」
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