第一章 旧校舎のディアボロス
駒王町への帰還
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実に破壊できるし使い手が弱かったり武器が成り立てとかなら神話級の武具すらも破壊できる。
その力で俺は帝国との戦いで皇帝近衛のジウの防具と服を破壊したり、天魔大戦でも究極能力”武創之王“にて作られた防具をも無効化してみせた。
まあ、その後帝国のジウからは会うたびに滅茶苦茶嫌な顔されるようになったけど…。
閑話休題
「お待たせしたっすイッセー。こっちも準備はできたっスよ。」
そう言ってトコトコと堕天使のミッテルトが親友のエスプリと共に俺のもとにやって来た。
彼女はえーと…俺の恋人であり、元々はファルムス王国の異世界人だった少女だ。
異世界人唯一の人外であり、ファルムス王国からの立場も最悪そのもの。しかし、魂にかけられた呪いのせいで逆らうこともできず、ファルムスとの戦争時は俺と戦った戦士でもある。
その時俺の洋服崩壊を自らの権能で高めた呪縛崩壊で魂にかけられた枷を外し解放してあげ、その後は俺たちの仲間として魔国連邦の研究所に所属。
しばらくあって恋人同士の関係になった。
「エスプリ。見送りに来てくれて感謝するすよ。」
「いやいや、私とアンタの仲じゃないですか。向こうでも元気にねミッテルト。」
挨拶もほどほどにミッテルトは魔方陣の上に乗る。
「ミッテルトも大変だよな…。こんな変態とお付き合いするだなんて…。」
リムルの言葉にうんうんと相槌をうつエスプリ。
それに苦笑をしながらミッテルトは答える。
「いえいえ、もう慣れたもんすよ。向こうの世界でも悪魔や堕天使は一夫多妻もあったし気にしてないす。」
「やだこの子健気!」
少し耳の痛い話である。
ミッテルトとお付き合いを始めた後も気を付けてはいる。いるのだが、他の子に目を奪われたり煩悩まみれになったりすることがよくある。
最初の頃は目くじらたててたがいまではこの悟り具合である。
本当にごめんなさい。
「でも、寂しくはなるすね…。」
ミッテルトの一言で辺りがシンとする。
しかし、リムルが一つ爆弾を投下した。
「大丈夫大丈夫。この門は指定した場所で固定されるからいつでもこっちに戻れるぞ。」
「「はぁ!?」」
まさかの発言である。
終生の別れを覚悟してたってのによ…。
「あれ?言ってなかったっけ?」
「「初耳だ(す)よ!!!」」
この人はこういう…、何て言うか抜けているところがある。
そういうのは早く言ってほしかったぜ。
「スマンスマン。まあでもそういうわけだからさ、こっちに来たい時はいつでも来てくれて構わないぞ。」
「わかったっす。リムル様。そういうことならまた
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