第四百九十三話 白い敵その三
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「おっさんは食われないそうだ、喜べよ」
「これまでのやり取りでどう喜べというのだ」
「食われないことはいいことだろ」
「散々まずそうだと言われてか」
「それでも食われないだろ」
「そもそも食えと言ったなお前は」
仙人はユルセンに怒って言った。
「それでそう言うか」
「小せえな、そんなこと気にするなよ」
「何処が小さいのだ」
ムキになって言い返すがユルセンは相手にせずにだった。
彼女はサポート役をしていった、とはいっても小さいのでチェックやアドバイスを担当していた。そうしてだった。
戦いが近付く中でだ、天空寺にも話した。
「わかってると思うけれどフォームはな」
「考えてだね」
「その都度な」
「臨機応援にね」
「変えてな」
そうしてというのだ。
「戦っていけよ」
「そうしていくよ」
「お前とマコトは色々なフォームを持っているけれどな」
「それでもだね」
「問題は使い方だからな」
「何時どのフォームを使うか」
「英雄のそれをな」
こう話すのだった。
「だからな」
「そのことを考えながら」
「やっていけよ、お前とマコト、アランもそうだけれど頭もいいしな」
このこともあってというのだ。
「それでな」
「ちゃんと考えて」
「そのうえでやっていけよ」
「そうしていくね」
「ああ、宜しく頼むぜ」
「わかったよ」
天空寺も答えた。
「これからもね」
「そういうことでな、お前は素直だから助かるぜ」
「マコト兄ちゃんもだよね」
「あいつはちょっと冷めたところがあるからな」
深海はというのだ。
「アドバイスするにしてもな」
「違うんだ」
「そうなんだよ、じゃあこっちの戦える奴とな」
「これからもだね」
「一緒に訓練していってな」
「強くなっていこうね」
「そうしていこうな」
こう話した、そしてだった。
戦士達は汗をかいていった、その訓練の中で。
シアはネクロムと訓練をしてこう言った。
「まだまだですね」
「いや、前は一対一ではとてもだったけれど」
「アランさんにですね」
「それが今じゃね」
こうシアに言うのだった。
「出来ているから」
「一対一でも持ち堪えられているので」
「かなりね」
「よくなっていますか」
「シアさんも強くなっている」
そうだというのだ。
「それもかなり」
「そうですか」
「そしてもっと強くなれるから」
「訓練をですね」
「していこう」
今以上にというのだ。
「そうしていこう」
「わかりました」
「シアさんは真面目だしな」
ネクロムは彼女のその長所の話もした。
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