暁 〜小説投稿サイト〜
おっちょこちょいのかよちゃん
203 異世界の剣
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
身はコードや半導体だった。
「き、機械だと・・・!?」
 そして地面が揺れる。
「俺はここだよ!」
 地面が浮かび、丸岡が投げられる。
「なっ、お前・・・!?」
「さっきの炎で地面に潜ってたんだよ」
 政美は加速能力で丸岡を高速でぶん殴った。丸岡は遠くへ飛ばされた。

 奥平と西川は湘木の斧で遠くに飛ばされていた。
「はあ、はあ、あいつの斧・・・、何なんだよ」
「おい、奥平。俺の機械が壊れちまってるぜ」
「俺もだよ」
「よう、お前ら」
「て、てめえは!」
 そこに現れたのは異能の能力(ちから)の源となった男・三河口健だった。
「何の用だ?」
「ふ、あの文化祭以来だな。あの時の怨みを晴らしてくれる!」
 西川は拳銃を持っていた。水鉄砲だったが、中身は硫酸だった。
「異能の能力(ちから)が通じないように改造された硫酸だ。効き目はねえぜ」
 案の定、硫酸攻撃は三河口に通用した。同時に三河口から火花が散り、爆発した。
「うお!」
「何だ、あれは!?」
 奥平と西川は爆破後の三河口を確認した。バラバラになった男の身体は生身ではなかった。中には導線や金属が入っていた。
「これは・・・?ロボット!?」
「偽物か!」
 二人は悔しがった。
「あら、何を悔しがっているのかしら?」
 後ろから女の声がした。大人の女性だった。
「テメエはあいつの仲間か?」
「だとしたら?」
「これはどういう事だ?本人はどこにいる?」
「自分で探してみれば?」
 奥平は手榴弾で、西川は硫酸で攻撃する。
「お前は武器を持っていないみたいだな。いちころだ!」
 しかし、女は硫酸を触っても何ともせず、手榴弾もかわして接近し、首にチョップをかました。
「う、ああ・・・」
 奥平と西川は全身を麻痺させられ動けなくなった。
「殺しはしないわよ」
 女は進む。二人はその女が三河口の従姉・祝津ゆりであり、毒を使用するという事を知らなかった。

 湘木は本部の周囲で別の三人組の男と相対していた。
「貴様、剣を取り返しに来たのか?」
 三人組の男の一人が聞いてきた。
「・・・だとしたら何だ?」
「殺す」
 一人がミサイルのような物を投げて来た。対して湘木は斧で蔓を出し、それを受け止めて投げ返した。ミサイルが爆発する。しかし、相手も機械より武装の能力(ちから)を出して防御した。
(く・・・、3対1じゃやり辛いな・・・。三河口、早く剣を取って来てくれ!)
 湘木はそう願いながら戦い続ける。

 光江は赤軍の構成員・戸平を撃破した後、別の場所を移動していた。そして本部の扉を見つけていた。
(そうだ、この戸から中に入ってみるか・・・)
 光江は扉に入る。その中で小人の兵達を爆薬で薙ぎ払っている男女二名がいた。
「全く、キ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ