第16話 小さくなった高校生探偵と自殺愛好家の出会い
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調査員 太宰治】と書かれていた。
「(これって親父が言ってたっ!!)」
「私の素性は明かした。今度は君の番だ。」
新一は今日1日で起きたことを話した。
「(なるほど、これは彼らの協力も必要かな)なるほど、これを誰かに話したかい?」
「さっきの警察に。でも誰も信じてくれません」
「・・・・まぁ、確かに目で見ないと信じてくれる人は少ないだろうねぇ」
「でも本当になんです!!」
「まぁまぁ落ち着き給えよ。あくまでも普通ならという意味で信じないとは言っていないよ」
「えっ!!」
「まぁ、詳しい話は落ち着いてからはなそうか、君が言っていた住所はここらへんだと思うのだが・・・・今、あのおじさんは君の知り合いかい?」
太宰が示した方向には煙を発しながら飛び出してきたふくよかな男性がいた。
「博士!!」
太宰が車を止めるのを見計らってすぐさま飛び出す新一。高校生だということを示すもやはり警察と同様に信じてはいないようだ
このままでは夜道で堂々巡りを繰り広げそうな予感がした太宰は車を少しずつ動かしながらそこまで進み
「まあまあ、少年。信じてほしいならやることは一つじゃないかな。」
君が探偵ならね。
その言葉に目の色を変えた工藤新一は本人以外が知りえない行動を見事に引き当て何とか阿笠博士に自身が工藤新一にであると信じさせることに成功するのだった。
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博士の家で改めて自己紹介をした太宰は博士にも事情を説明することにした。
「しかし、薬で体そのものが縮んでしまうとはのぅ。そんな薬、研究者の間でも聞いたことないぞ?」
「・・・・そういえばさ、さっき詳しい話をするって言ってましたよね?」
「うん。簡単に言えば工藤君が見かけた2人組に心当たりがある」
「なっ!!?」
「本当かね!?」
「まぁね。君を殴った銀髪はジン、サングラスの男がウォッカ。お酒の名前をコードネームにしていることぐらいしか情報がないぐらい謎に包まれた国際犯罪組織だ。」
「国際犯罪組織・・・・」
「ま、正直言って探偵といっても一介の高校生が突撃しても返り討ちに合うだけ、荷が重すぎる」
「で、でも・・・・・」
「し、新一」
「だけど・・・・・戻りたいんだろう?」
「っ!!はい!!」
「わかった。この件についてメインで扱っているところに話を取り付けておこう」
「ほんとですか!?」
「ただし、首を突っ込みすぎないようにね。」
「はい。」
念入りにくぎを刺し、太宰は翼と連絡を取る。といっても自身に取り付けておいた盗聴器で既に話を聞いていたのだが。
「話は聞いていたかい?」
「えぇ、全
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