第12話 越水七槻
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
も作戦参謀のような顔つきに代わるのだった。
常習犯:槌尾広生は案外早く見つけることができた。ちょうど空き巣から出てきたところを鉢合わせしたからだ。往生際の悪い槌尾は清掃業者装ったワゴン車で逃走を図ろうとしたがそれを許さないのがDMOだった。既に県警の規制が張られていたのだった。話を聞くに乱歩から場所と時間指定で規制を張れとの指示が本庁経由で送られてきたのだった。翼はさすが乱歩さんと感心する一方、他三人は顔を引きつらせ服部は「やっぱDMO怖っ」と言っていた。デジャブである。
捕まえた後、屋敷の使用人に事の端末を伝え真相を聞きに行った。どうやらその使用人:甲谷廉三は娘さんが自殺だとわかっていたようで、自殺を汚名だと考え、彼女の名誉のために言わなかったらしい。
そして、そのことは全国ニュースになって報道された。そして、寺田の名誉回復もされ、意見落着した。
余談だが今向こう側ではちょっとした騒ぎが起こっている。当然ながら寺田が犯人ではなかったことで無実だった人間を死なせかけるほど厳しい尋問をした県警とどこの馬の骨かもわからない高校生の言葉をうのみにしたマスコミに対する世間の眼は相当風当たりが厳しく猛烈なバッシングを浴びている。更にその高校生は既に顔が割れていたりするため週刊誌では目線入りで写真が載っているものもあり今フリーライターに追われているらしいが翼や他のDMO職員には関係がなかった。
服部と和葉はそのあとすぐに分かれたがある意味四国旅行を台無しにしてしまった負い目から横浜旅行をプレゼントした。後日横浜に来てくれた服部達には最後にDMOにも招待した。
そして、越水はというと
「本日付けでDMO調査員になりました。越水七槻です。よろしくお願いします。」
四国で言っていたお願いというのはDMOでまた探偵として学びたいというものだった。そして四国での推理や奮闘を見ていた翼が推薦をし入社したのだった。これからは大学に在学しながら調査員として働くことになる。
さらに少し後、寺田紗季も住み込み家政婦としてお屋敷のメイドを辞め働くことが決まったのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ