第12話 越水七槻
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・・・地方の高校生か」
「なら関西の人は外していいんじゃない?100%とは言えないけれど紗季さんもさすがに関西弁くらいは聞いたことあると思うけど」
「そっか!関西弁なら関西の方言とかいう可能性が高い」
「とりあえず一度また現地に行ってみようか。この案件は翼君頼めるかい?」
「もちろん。そのつもり」
「あの!!私も同行してもいいですか!?」
「君が?」
「今は探偵を休業中ですけど、真実を知りたいんです!!」
「いいんじゃない?」
「ありがとうございます!!」
そして解散号令がかかる時後から静かに見ていた乱歩が話しかけてきた。
「翼。今回の事件僕は参加しないけど頼んだよ。人を死なせかけた探偵に目にもの見せてやってね。僕は僕で県警への圧力強めてくるから。」
「もちろん、わかっているよ。」
「今のは?」
「江戸川乱歩さん。うちの事務所を支える絶対エース。自分もそれなりに頭が切れるって言われるし他にも優秀な人が多いけど乱歩さんにはかなわない。多分今真相を聞けば100%わかっていんだろうけど越水は自分で真相にたどり着きたいんだろ」
「!!うん!」
「乱歩さんもそれを見抜いたから今回は引いたんだと思う。ホントは一刻も早く解決したいとは思ってる。だって真実によっちゃ探偵を馬鹿にしたようなものだからね」
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四国に着き、屋敷に移動する道中服部平次とその幼馴染である遠山一葉に遭遇した。
服部が高校生探偵だと知ると越水の顔が一瞬こわばったが話し方が関西弁だったことから少し落ち着いたようだった。
今回の件を話すと快く協力してくれた。
そして、ラベンダー屋敷に到着しさっそく調査を開始したのだが
「なぁ翼さん。確かにトリックはわかったんやけどいくら何でもこんな単純な奴初動で鑑識が見逃すやろか。」
「見逃さないだろうな。ただこれが鑑識たちが捜査終了した後できたものだとしたら?」
「は?まさか!!」
「一度この件は自殺として片づけられているにもかかわらず半年もたって殺人に変わった。そして、このネジのさび具合。明らかに半年前につけられたとしては新しすぎる。越水、一度寺田さんに頼まれて調査をしたといってたな?その時はなかったんだな?」
「えぇ」
「その時にはなかったのに、そのあと調査に来たであろう探偵が見つけそれを証拠として提出した。なんとなく真実も見えてきたな。窓を切り取った後や接着剤等々が使用されるであろう事件性があるものといえば・・・」
「「「空き巣!!!」」」
越水と服部、和葉までもが一緒に叫ぶ。
「あくまで状況証拠だけどね。ま、こんなラベンダーが咲いた大屋敷なんて
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