第10話
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魔法は姿を見せなくても離れていてもできるから」
「あぁ・・・・なるほど」
「といっても今回俺たちがするのはあくまで取引がうまくいかないようにすること、そしてあわよくば幹部クラスは無理だとしても下っ端レベルを捕縛すること。」
そこまで聞いて何やら考え込んでいた松田は
「・・・・・なあそれ俺らは何かやることあるか?」
「っ!!松田!?」
「あぁ確かに俺も魔法使えるようになってきたもんね。最近は翼くんにも習っているし」
「萩原までっ!!危険なんだぞ!!」
「落ち着けよ諸伏。さっき太宰も言ってたじゃねぇか。姿を認識できないようにかなり離れた所から能力を使うって。だよな?」
「そうですね。そもそも私たちも今後も危険な目にあう可能性があるようなことは排除しています。こちらから手を出す場合は絶対に姿を認識させないことを前提にした場合のみ。」
「あきらめろ諸伏。俺らだってお前らに協力するといった段階で危険は承知しているんだぜ?」
「伊達まで・・・・・・」
「おぉ?ということは伊達も参戦か?」
「あぁ、といっても俺は邪魔係ではなさそうだがな」
そういって伊達は太宰を見る
「えぇ、伊達さんにはこちらが邪魔した後の騒ぎを聞きつけ駆けつける役です。」
「ま、妥当なところだな。いきなり公安は動かないから第一次は刑事部だろうし」
「俺ら爆弾処理班は爆弾なきゃ動かない部署だし」
「じゃあ当日の位置取りも含めていろいろ詰めようか・・・・」
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当日、取引が行われる倉庫から若干離れた所に邪魔者集団が陣取っていた。
「そういや、結局降谷はなんか言ってたのか?」
「諸伏を通じて、容赦はするな、どんどんやれと」
「降谷さんらしいですね」
「あいつは諸伏見たく危険だなんだでしり込みしないやつだ。むしろ一度吹っ切れば使えるものは何でも使うタイプだからな」
「というか、あいつ俺らが邪魔するだけって知ってるのか」
「刑事が人体に攻撃しちゃまずいでしょ」
後日このことを知った降谷は初めこそ大事な明美を危険にさらしやがってと怒りを見せてはいたが経緯を知って立場は違えど組織に属するもの同士上のいうことは絶対というのはわかっていたためそれ以上は何も言わなかった。
「にしても諸伏も心配性だよな。スカラを2度かけするなんて」
「この場にこれない分余計に心配しているんですよ。あと、いけなくてもサポートぐらいはしたいとも思いますし」
谷崎は苦笑いで答える。
諸伏はこの場にはいない。いくら警察内部の掃除が終わったとしてもさすがに黒の組織が大勢陣取る場所に連れてくる
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