第9話 松田陣平
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聞き、中也は出て行った。
しかし成実にとってはあの日というのが引っ掛かっていた。
「成実は4年前マンションが爆弾で倒壊したのを覚えてないか。」
「確か・・・・・記事になっていたはずです。相当警察がたたかれていたのを覚えてます」
「あぁ、その事件が日にちが今日、11月7日。それから毎年数字が減っているんだカウントダウンのようにね。3、2、1と去年まで来ていて。今年・・・・」
「0・・・・」
その言葉を言い終わったと同時に萩原がやってきた。
「与謝野さん、例のは?」
「そこの紙袋だ。相棒はどうした?」
「じんぺいちゃんなら伊達のとこにFAXがこなかったか見に行った。」
「なるほどねぇ。FAXが来れば同一人物、FAXが来なければたまたま同じ日に起こった別事件の可能性ありと・・・」
「そういうこと・・・・構図は・・・・あの時と一緒か」
「そうか・・・」
「翼君から聞いたけど今中原が追ってんだよな。」
「あぁ・・・おそらく上からだけどな」
「なるほど・・・・・」
その声を皮切りに爆弾処理を開始するのだった。
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一方、男を追っていた中也は与謝野の読み通り上空から視認していた。
そして、男がコンビニに入るとこを見計らい近くに降り立った。
「中原!!」
「松田か」
「今どんな感じだ?」
「そこのコンビニに入っていった」
「まだFAXは来てないが・・・」
「なら、コンビニで出してる最中かもしんねぇな」
「その通りみたいだぜ」
松田の携帯を除けば伊達からでFAXに書かれた内容が、添付してあった。
「ならば容赦はしなくていいよなぁ」
手をゴキゴキ鳴らしながら凶悪な表情を浮かべる松田に思わず
「・・・・・・お前が捕まんないようにな」
犯人に同情してしまうのだった。
そして、何も知らない犯人がコンビニから出てきた時を見計らい
「よぉ・・・・」
詰め寄る松田の姿はさながらヤンキーにしか見えないのだった。
そして数分もしないうちに怖さから泡を吹いて倒れた犯人の姿ができあ上がるのだった。
「・・・・・・・何で倒れているんだ?」
「さぁな俺はなんもしてないぜ」
「・・・・・・・中原」
「・・・確かに手は出してなかったな」
手は出していなかったがぱっと見どちらが悪か判断付かないような光景があったことは心に留めておく。
伊達も中也の言葉に容易に想像がついたのか深くため息をつき犯人を回収していったのだった。
ちなみにそんなやり取りの間に翼や太宰によってFAXの暗号が解読されており、それをもとに松田は現場に急行、FAXに書かれた場所・観覧
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