第6話
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爆弾事件から更に月日がたちその間、着々と未解決事件をこなしつつ民間人からの依頼をこなす日々を送っていた。
最初は知名度が全くなかったDMOも今では神奈川では知らない者はいない、また全国的にも知られるようになってきていた。
この間に起こったDMOとしても大きな出来事といえば三門を揺るがした被害があげられるだろう。
はじめは警察に匿名での通報があったというものだったが、悪戯だと決めつけ全く取り合わなかったそうだ。それを聞きつけた異能特務課から念のための確認作業として現場に急行したのがDMOだった。
現場付近についたとき正直阿鼻叫喚状態だった。既に助からない状態のものも多数おり目も当てられない。
いまだ猛威を振るっていた怪物たちもいたがDMOと”正体不明の組織”で何とか撃退し、生きている人は虫の息だろうが全員救出した。
そして、自分たちの正体に気づかれないようにすぐさま帰還したのだった。正体不明の組織が自分たちに対してどういう対処にするかわからなかったから。
翼は匿名通報が誰かということに薄々感づいていた。また優美もわかったのか目を潤ませていた。
連日報道されているのが落ち着いたごろ、今度は久しぶりに長野の諸伏警部が休暇を利用しかDMOまでやってきていた。
「?弟と連絡が取れない?」
「えぇ・・・弟も警視庁の刑事のはずなのですが一週間前に留守番電話が入っておりまして、内容的には警察を辞めるというものなのですが、その時の言葉の間に違和感を感じすぐに連絡を入れたのですが・・・・」
「そのときには既に連絡できなかったと」
「はい、やめるにしても何度か連絡すれば一度ぐらいつながると思ったのですが」
「その留守番電話を聞かせてもらえますか?」
「えぇ・・・・どうぞ」
再生すると確かに思いつめた声質をしていた
「なるほど・・・わかりました。まず監視カメラに写ってないか足取りを調べてみたいと思います。」
「ありがとうございます。あと、もし警察を辞めたというのが偽りであるのなら・・・・・」
「あぁ、その可能性もあるのか・・・そちら方面でも伝手はあるので何とかなります。」
「よろしくお願いします。弟の容姿ですが、客観的に見れば性格はともかく姿はよく似ていると勘助君からはよく言われていますね。」
諸伏警部が出て行ったあと、さっそく会議を開く。
「さて、その弟があまり言えない部署にいるなら監視カメラには映らないかもしれないが念のため翼君、映像を確認してくれるか?」
「了解。」
「あと、骸君に連絡しよう。裏社会やそれに通ずる組織にいるのなら彼のほうが詳しいはずだ。」
「えぇ、そうですね。」
「他のメンバーも依頼中に先程の彼に似た人を
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