第4話
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「・・・・なるほど、目的な不明な組織か」
「えぇ、目的も人数もボスも何一つわかっていない団体でな。噂によると国際的な犯罪者集団で海外にも拠点があるんだとか」
まあもともと公安の管轄ではあるんだがな
本社に戻り次第、この依頼が何なのか改めて聞く。救出した人は医務室直行で治療中だ。
「今も公安管轄ではあるんだが、おそらくこういった組織には異能力者もいる可能性があるということで異能特務課にも一応情報が下りてくることになったんだ。で救出した人が組織の重要人物だったわけだ。」
「なるほど、であの方たちが誰かわかっているのかい?」
「彼らは、組織の科学者だ。といってもどこまで組み込んでいるのかはわからないがな」
とその時、
「目を覚ましたよ!!」
医務室に行くと包帯やガーゼをつけており、若干衰弱しているが話が聞ける状態だということがわかる。
「まず、助けてくださってありがとうございました。」
「あぁ、どんな人たちだろうと命が救えてよかった。あそこの施設について教えてもらえますか」
「はい、私の名前は宮野厚司、こちらは妻のエリーナです。」
それから、情報交換をするが元々薬の研究をしていたがそれがどういうものに使われるかわからないということ、そしてそれはまだ研究途中で出来上がっているわけではないということが分かった。
(まぁ100%碌なことに使われないよね。)
(あぁ、薬というのは使い方を間違えれば毒にもなるものだ)
ここには医者もいるため、話を聞くうちにどんどん険しい表情になっていく
「薄々気づいてはいたんです。これをこのまま研究を続けていけば大変なことになると、それで研究を続けたくないと言ったら・・・・」
「あのような状況になったと」
「聞いてる感じ碌な組織ではないな」
「まぁ、あんな派手な放火をする組織がまともなわけないでしょ」
「そんな組織に最初知らなかったとはいえ所属していた私たちも同罪です。いかなる処罰も受け入れます。」
沈痛な面持ちの宮野夫妻
「でも、どうします?派手な放火ですし死んだと細工はしたので問題ないとは思いますが生きてると気づかれると厄介では」
「そうだな、とはいえないとは思うが警察で拘束していたとしても万が一組織に侵入されることもなくはない。」
すまないが頼めるか?
種田はDMOの面々を見て真剣な表情でいう
「まぁ、そうなりますよね。」
「ここなら安全でしょ。」
「これから、セキュリティとかは組むことになりますが、どこの施設よりも入り組んだ建物ですからまずたどり着けません。」
「い、いいのか?」
「乗りかかった船です。」
「職業柄犯罪組織は見過ごせませんしね」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ