第四十六話 夏服を着てその二
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「そこもね」
「難しいわよね」
「暑いのが嫌か透けるのが嫌か」
「どちらかよね」
「そこが難しいわね」
「どうしても」
「私はもうね」
咲は腕を組んで考える顔で述べた。
「透けるのは嫌だけれど暑いのはもっと駄目だから」
「それでなのね」
「咲っちとしてなのね」
「透ける方がいいのね」
「暑いよりも」
「透けるのはブラはね」
これはというと。
「チューブだとよくない?」
「あっ、肩が見えなくなるわね」
「肩のラインはね」
「それだけでも違うわね」
「肩が一番見えるから」
「今そう考えたわ、それでスカートはあんまりにも生地が薄くなかったら」
それならというのだ。
「透けないでしょ、ラインも」
「そうよね」
「色もあんまり派手じゃないと透けないわね」
「スカートだとね」
「流石にね」
「だからね」
それでというのだ。
「涼しい方を取りたいわ」
「透けるよりも」
「そっちは努力して」
「それで隠して」
「そのうえでやっていくのね」
「そうしたいわ、しかしね」
ここでだ、咲は。
自分の肩を見た、白いブラウスだがブラのラインは見えない。そのことにほっとしつつさらに話した。
「うっすらでも見えるってなるとね」
「恥ずかしいわよね」
「どうしても」
「それはね」
「そうなのよね」
これはと言うのだった。
「気をつけないとね」
「あと乳首が気になるわね」
「まあこっちはそのブラで隠せるけれどね」
「出ることもは」
「あれは出たら恥ずかしいわね」
「もうショーツ見られるよりも駄目かもね」
「ブラは絶対よね」
咲もそれはと言った。
「やっぱり」
「何といってもね」
「ブラは外せないわね」
「そこはね」
「どうしてもね」
「ブラとショーツは暑くてもね」
下着はというのだ。
「絶対に着けないとね」
「中には下着を着けない人いるらしいわね」
「ショーツだって穿かない人もいて」
「ブラも着けない人いるそうね」
「世の中には」
「下着穿いてないと用を足した後服が汚れるわよ」
下着本来の目的も話した、下着は汗を吸いそうした汚れから服を守る為に存在しているものなのだ。
「そもそもね」
「そうよね」
「脱いだらそのままってのもないしね」
「まず下着は着ないとね」
「そもそもね」
「下着は着てね」
それでというのだ。
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