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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
(!閲覧注意!)かくしてアイドル対決は、阻まれる(後編A)
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ば、言ってたな…。
麻美ちゃん、身体に異常があるから、人に嫌われることを恐れて山に籠って暮らしてたって。
そっか…異常って言うのは”それ”だったのか。
コンプレックスがなんだ、胸を張って自慢しろって言われたんだっけ?
見せつけすぎだよ。いくらなんでもそれはさすがに隠した方がいいよ。
あとなんでエリザベートにもちんこ生えてんのかは知らない。知るもんか。知ってたまるか。
「さぁ見とれなさい。知る人ぞ知る伝説のふたなりアイドルユニット、それがアタシ達よ!!」
「」
絶句。
今のあたしの状況にこれほど似合う二文字は無いだろう。
男にしかないモノを生やした二人は恍惚とした表情でそれをしごきあげながら歌う。
そしてファンは大熱狂。
異常過ぎる状況にただ2人ぶち込まれたあたしと香子。
「かえりたいです」
あたしだって帰りたい。
すごいもの見せてアゲルなんて言っときながらその正体はチンコだったんだから。
「ふふっ?オーディエンスも昂ってきたわね…っ?じゃあそろそろフィナーレよ!とびきり濃いの…ぶちまけてアゲルわ???」
「うん、出すよ…?みんな受け止めてね…あっ、く、くうぅ???」
待って、今なんて?
と思わず聞き返したくなったけど時すでに遅し。
「「いっぐううぅぅうううううううううう??????」」
あろうことか二人は派手に絶頂し、精液を観客席目掛けてぶちまけたのだ。
当然、特等席もとい最前列にいたあたし達はモロにそれを浴びることとなる。
バケツをひっくり返したような凄まじい量の白濁液が降り注ぐ。
男の性事情はよく知らないが、こんなに出るものでは無いということは分かる。
あまりの出来事に何が起きているのか一瞬わからなくなるも、頭より先に身体が動いた。
「!!」
香子を、かばう。
しゃがませて、覆い被さるようにして香子にそんなものがかからないように体全体を使って守った。
「うぅ…」
「あ、葵様!?」
背中全体に重くのしかかる粘つく液体。
雄臭い、なんて表現があるけどなるほど、こういう匂いなんだね…。
ってそんな感想述べてる場合じゃない。
「ふざけんなぁ!!!!!!!!!」
「あら?」
キレた。もうキレた。
ライブの途中だけど関係あるもんか。
あたしはステージに上がって怒りのままに叫ぶ。
「何?乱入?」
「何がシークレットライブだ!!こんなのただの公然猥褻変態ライブだろ!!!!!」
「そんな身体中に浴びて…ファンなら嬉しさのあまり卒倒モノよ?」
「あたしは別の意味で卒倒しそうなんだよ!!!」
はじめに図書館を寄越せと言われ、アイドル対決の末勝手にライバルだと因縁を付けられ、トドメに精液をぶっかけられる。
もうだめだ。我
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