第百十七話 社、三姉妹と競うのことその五
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げる。
「じゃあ地和ちゃん、人和ちゃん」
「ええ姉さん、歌うわよ」
「思いきりね」
「あの時のことは忘れてないんだから!」
張角はきっとした顔でオロチの船を見て言う。特にバイスとマチュアを見て。
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