第百十七話 社、三姉妹と競うのことその四
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それはだ。間違いないと答える袁紹だった。
「藍玉がいなくなり司馬尉は大将軍に一気に接近しましたし」
「だからこそですか」
「あの男を使って拉致を」
「司馬尉のしそうなことですわ」
袁紹はこうも言った。
「若しあそこでわたくしがこの娘を見つけていなければ」
「はい。あのまま匈奴のところで虜囚になっていたままでした」
「あの最果ての地で」
「私もそう思います」
蔡文姫自身もだ。そう思っているのだった。
「あの時麗羽様に見つけて頂けなければ」
「もっと早く気付くべきでしたわ」
袁紹は眉を顰めさせたまま述べる。
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