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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百十七話 社、三姉妹と競うのことその三
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、ここはですね」
 荀ケもだ。あちこち煤だらけになりながらも何とか起き上がりつつ応える。
「あの二人には敵陣にでも行ってもらってですね」
「そこで歌ってもらうのね」
「あの二人の歌が若し陣中で歌われると」
 それならどうなるか。想像に難くなかった。
「軍はそれだけで全滅します」
「そうね。確実にね」
「全滅で済めばいいです」
 こう言うのだった。
「戦力の九割は失われます」
「そうね。それだけは防がないと」
「はい。ですから」
 こうした話をしてだった。曹操はだ。
 怪物達にだ。レトリックの限りを尽くして話した。
「是非お願いしたいところだけれどね」
「そうよね。だからね」
「今から歌わせてもらうわ」
「何かね。敵も聴きたいらしいのよ」
 こう言い繕うのだった。

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