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ハッピークローバー
第十七話 合コンが終わってその五

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「だからね」
「そうか、それで食べたな」
「かなりね、飲みもしたし」
「そうか、じゃあ後はか」
「歯を磨いて寝るわ、もうかなり酔ってるし」
 このことを自覚していた、かな恵だけでなく全員かなり飲んでいたのだ。
「だからね」
「ああ、そうした時はお水飲んで寝るんだ」
「それがいいわね」
「飲み過ぎの時は無茶するな」
 父はこうも言った。
「すぐ寝ることだ」
「やることやって」
「ああ、酔って何かしようとしたらな」
 そうしたらというと。
「失敗するからな」
「だからなのね」
「ああ、もう今日はな」
「ゆっくりとなのね」
「寝るんだ」
 そうしろというのだ。
「いいな」
「そうするわね、それでお母さんは?」
「今お風呂だ」
 そちらだというのだ。
「次はお父さんだ」
「お風呂は入らないとね」
「ああ、身体を奇麗にしないとな」
 父はそれは絶対だと言った。
「だからな」
「それじゃあね」
「もう歯を磨いて寝るんだぞ」
「そうするわね」
「やっぱり歯を磨かないとな」 
 それは忘れてはいけないというのだ。
「やっぱりな」
「そうよね、虫歯になるし」
「歯は悪くなったら元に戻らないんだ」
 それ故にというのだ。
「だからな」
「ええ、しっかり磨くわ」
「くれぐれもな、それとな」
「それと?」
「皆大丈夫だったか?」
「今からラインで確認するから」
 こう言ってすぐにスマートフォンを出してかな恵に問うた、そこで他の三人にもそうした。するとすぐに四人から返事が返って来た。
「全員無事よ」
「それはよかったな」
「ええ、ただね」
「それでもか」
「かな恵もう誤字入ってるわ」
 彼女の返信はそうだった。
「かな入力のミスでね」
「ああ、それあるな」
「それになってるから」
「かな恵ちゃんかなり飲むらしいな」
「今日もだったわ」 
 父にこのことも話した。
「それであと一杯止めたから」
「そうだったか」
「とことんまで酔ってないけれど」
 それでもというのだ。
「かなり酔っていたから」
「それでか」
「今も誤字よ、もうシャワーは危ないわね」
 その誤字を見ての判断だ。
「歯を磨いて」
「それでか」
「寝る様にね」
 その様にというのだ。
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